ラジコンカー協会を知っておこう【JMRCA】

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ラジコンカー協会とは

ラジコンカーのレース活動を続けていくと、いつかは全日本選手権世界選手権に出てみたくなります。このようなビッグレースは、厳格に規定に沿って開催されます。

ビッグレースを開催したり、規定を行使しているのがラジコンカー協会です。

日本にもラジコンカー協会があり、各国やアジア、ヨーロッパ圏などにも協会があります。全世界を統括している協会も存在します。基本的にラジコンカー協会は非営利団体です。

あまり知ることがないラジコンカー協会のことを知っておきましょう。

 

日本のラジコンカー協会がJMRCAです

日本モデルラジオコントロールカー協会が、日本におけるラジコンカー統括協会です。JMRCAと略されますが正式名称は Japan Model Radiocontrol Car Association です。

現在JMRCAでは電動レーシングカー、電動ツーリングカー、電動オフロードカー、1/10エンジンツーリングカー、1/8エンジンレーシングカー、1/8エンジンオフロードカーの全日本選手権を各カテゴリーで、年に1回開催しています。

現在のJMRCA理事長は大山豊氏が務められています。理事には広坂正美氏などの関連メーカー関係者が務められています。

JMRCA主催全日本選手権に出場するには、まず地区予選に出て通過枠に入る成績を残す必要があります。

カテゴリーによっては一次、二次予選を通過する必要があります(地区予選が免除される地区やカテゴリーもあります)。そして全日本選手権で上位入賞すると翌年はシード選手として出場できます。

JMRCA主催レースに出場するには、ラジコンカー協会の会員であることが条件になります。新規入会金1,000円と年会費2,000円、合計3,000円を納付します。1年毎の更新年会費は2,000円です。会員には会員番号と会員カードが渡されます。

JMRCAでは各カテゴリーにおいて厳密なレギュレーションを定めています。模型店やクラブ単位のレースでもJMRCA規定を採用することが多いようです。

世界にはIFMARを筆頭に様々な協会があります

世界選手権を統括するのがIFMARです。

International Federation of Model Auto Racing の略です。現在のIFMARのドンはE Dallas Mathiesenさんで、スウェーデン出身の方です。

レース用ラジコンカーの多くがIFMARレギュレーションに合致するように設計されています。

IFMAR傘下としてヨーロッパ協会のEFRA、極東アジア圏協会のFEMCA(JMRCAはここに属します)、アメリカとカナダ協会のROAR、アルゼンチンやブラジルなどの協会であるFAMARがあり、ラジコンカーレースを統括しています。

 

全日本選手権や世界選手権に参加するときに避けて通れないのがラジコンカー協会です。しかし最近では全日本選手権の参加選手減少により、ラジコンカー協会の影が薄くなっている感があります。スポーツマンクラスの新設などが行われていますが、更なる打開策が必要なのかもしれません。
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