RTRとキット、どちらがいいの?【ラジコンカー】
気軽に始められるのがRTR
ラジコンカーにはRTRとキットの2種類があります。まずはRTRの説明からです。
RTRとはReady to Run の略でメーカー完成済みラジコンカーのことです。プロポや車体、ボディがセットされ組み立てが完了した状態で販売されています。面倒な組み立てや塗装をしなくてもすぐに走行が可能です。
モーターやバッテリー、充電器またはエンジンやマフラー、始動用具など一揃えするには結構な知識が要りますので最初から付属してくるのは入門者にとって嬉しいものです。
組み立てやセッティングは難しそうという人でも気軽に始められるのがRTRです。ラジコンカーの敷居の高さを感じていた人におすすめです。
キットなら様々な組み合わせが出来ます
簡単便利なRTRですが大きなデメリットもあります。
それは組み合わせを選ぶことが出来ない点です。
その点キットなら様々な組み合わせが出来ます。キットはこのメーカーでボディはココ。バッテリーはコレだけど充電器は違うメーカーにしようといった感じが可能です。
ただし自分で全てを選ぶので商品知識は必要になります。それと自分のレベルに合ったキットやプロポなどをチョイスすることが大切です。
まだ組み立てテクニックや操縦テクニックが身についていないのに「世界戦優勝車レプリカモデル」なんてのをチョイスしても、楽しいどころかまともに組めないことに成りかねませんしね。
キットは発展性を生かせる
RTRでは車種を変更したい場合にそれまで使っていたプロポやサーボ、アンプやらエンジンやらが次の車種に流用出来ないことがほとんどです。発展性がないと言うことです。
その点、キットは発展性を生かしてサーボとアンプだけ追加購入してプロポを使いまわすことが可能です。エンジンやモーター、ボディなどの乗せ換えも簡単に出来ます。
ラジコンカーを長く楽しむために重要な事
キットには組み立てとセッティングが必要です。しかしこの事がラジコンカーを長く楽しむために重要な事です。
ラジコンカーにはクラッシュがつきものです。ドカン!とやってしまった時、キットを組み立てた経験があれば構造を理解しているので自分で修理が出来ますね。実はこの事がかなり重要でラジコンカーを続けられない最大の理由が「修理が自分で出来ない」です。
しっかりと取説を読み、じっくり組み立てセッティングすれば走行での修理やメンテナンスが自分で出来て長くラジコンカーを楽しむ事が出来ますよ。

手軽に遊ぶことができるRTRですが、現在のRTRはキットとして販売されているモデルをメーカーで組み立てているので、修理やセッティングもできる本格的なラジコンカーです。キットは自分で好きな組み合わせができて、組み立てや調整など長くラジコンカーを楽しむ上で必要な知識を得ることができます。簡単さを求めるのか、将来に向けてステップアップを求めるかによって異なるので自分に合ったモデルを選んでみましょう。