ラジコンカーのゴムタイヤに関する質問

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ラジコンカーのゴムタイヤに関する質問

ゴムタイヤを使っていますが、取り扱いの注意点はありますか?

ホイールとの接着剥がれや保管方法に注意しましょう。

タイヤとホイールの剥がれに注意

まず常にチェックしておきたいのがタイヤとホイールの剥がれです。

少しでも剥がれがあると走行中の遠心力や横Gで、どんどん剥がれが広がってしまいます。

剥がれたまま走行していると突然グリップを失ったり、クラッシュの原因になったりします。

特にオフロードバギーのタイヤにはジャンプの着地などで大きな力が掛かるので定期的に確認し、剥がれを見つけたら瞬間接着剤で補修しておきましょう。

タイヤの寿命の判断は?

ラジコンカーのゴムタイヤは新品時に最大のグリップ力を発揮し、使用が進むごとにグリップ力は低下していきます。

電動ツーリングカーのビッグレースなどでは、毎ラウンド新品のタイヤを投入する選手をよく見かけます。それほど新品時のグリップ力が優れているということです。

しかし通常の走行を楽しむのなら、ベルトやインナーが見えるまで使用できます。感覚的に判断するならトレッド面をつまんでみて、ゴムの厚みがペラペラに感じたらほぼ寿命でしょう。

オフロードバギーのタイヤでブロックの角が丸くなってくるとグリップ力が弱くなってきます。限度がありますが、ニッパーでブロックの頭を少しカットすればエッジが立ち、グリップ力を回復することができます。

オフロードバギーのタイヤはブロックが磨り減ったら寿命となります。タイヤの保管方法でも寿命は変わってきます。

ゴムは空気に触れていると劣化が進み、次第に硬くなっていき最後にはプラスチックのようにカチカチになってしまいます。

特にレース用のハイグリップゴムタイヤは劣化スピードが早く、剥き出しのまま保管しているとあっという間にグリップしなくなってしまいます。

タイヤの劣化スピードを遅くするには、タイヤをラップで包んでからジップロック付きのポリ袋に入れて冷暗所に保管しましょう。クラッシュなどでホイールが割れてしまったらタイヤの再使用はできません。

インナーは上手く取り出せば再利用できますが、タイヤとホイールは諦めましょう。

タイヤを上手に使うには

オンロードカーのタイヤには数種類の硬度が設定されているものがあります。

基本的には柔らかいものほどグリップ力は強いのですが、路面温度が高いときに柔らかいタイヤを使用するとあっという間にトレッドが溶けて使いものにならなくなります。

タイヤには適正温度帯が表示されていることが多いので、走行時の路面温度に合った硬度をチョイスするようにしましょう。

オフロードバギーではブロック形状やパターン、硬度、インナーなど多岐に渡って見極める必要があります。

まずは走行させる場所で、多く使われている組み合わせを試してみることが一番の近道でしょう。

 

ラジコンカーのゴムタイヤは想像以上にデリケートな扱いを要求され、特にホイールとの接着に剥がれが生じると著しくグリップが低下してしまいます。クラッシュさせなくても自然に剥がれることがあるのでこまめに確認しましょう。
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