ラジコンカー世界チャンピオンのまとめ「エンジンカー編」

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エンジンラジコンカー世界選手権

ラジコンカー世界チャンピオン2

エンジンラジコンカー世界選手権の歴史はIFMAR主催により1977年、1/8エンジンレーシングカーから始まりました。

その後、現在までに1/10エンジンツーリングカー(200mm)・1/10エンジンツーリングカー(235mm)・1/8エンジンレーシングカー・1/8エンジンツーリングカー・1/5エンジンツーリングカー・1/8エンジンオフロードカーの6カテゴリー、計8クラスで開催されています。

※1/10エンジンツーリングー(235mm)は2002年大会終了後にカテゴリー消滅
※1/8エンジンレーシングカー(Formulaクラス)は1980年大会終了後にカテゴリー消滅
※1/8エンジンレーシングカー(各国チーム対抗戦)は1990年大会のみで消滅

 

IFMAR世界選手権優勝者一覧(エンジンカー)

1/10エンジンツーリングカー(200mm)

2002年 Mark Pavidis(アメリカ)
2004年 Adrien Bertin(フランス)
2006年 福田圭亮(日本)
2008年 Daniele Ielasi(イタリア)
2010年 Ralph Burch(アメリカ)
2012年 Meen Vejrak(タイ)
2014年 Alexander Hagberg(スウェーデン)
2016年 Dominic Greiner(ドイツ)

1/10エンジンツーリングカー(235mm)

※2002年大会終了後にカテゴリー消滅

1998年 Michael Salven(ドイツ) グループCクラスⅠ
1998年 Timmo Rinne(フィンランド) ツーリングクラスⅡ
2000年 Michael Salven(ドイツ)
2002年 Brian Berry(アメリカ)

連覇達成選手 Michael Salven(2連覇)

1/8エンジンレーシングカー

1977年 Butch Kroells(アメリカ)
1979年 Phil Booth(UK)
1981年 Arturo Carbonell(アメリカ)
1983年 David Lecat(フランス)
1985年 Rody Roem(フランス)
1987年 Pete Fusco(アメリカ)
1989年 Lamberto Collari(イタリア)
1991年 Lamberto Collari(イタリア)
1993年 Lamberto Collari(イタリア)
1995年 Lamberto Collari(イタリア)
1997年 Lamberto Collari(イタリア)
1999年 Adrien Bertin(フランス)
2001年 大阪賢治(日本)
2003年 Lamberto Collari(イタリア)
2005年 Lamberto Collari(イタリア)
2007年 Lamberto Collari(イタリア)
2009年 Lamberto Collari(イタリア)
2011年 Robert Pietsch(ドイツ)
2013年 佐橋忠彦(日本)
2015年 Simon Kurzbuch(スイス) 
2017年 Dario Balestri(イタリア) 

連覇達成選手 Lamberto Collari(5連覇&4連覇)

1/8エンジンツーリングカー

2015年 Lim Kai Liang(マレーシア)

1/8エンジンレーシングカー(Formulaクラス)

※1980年大会終了後にカテゴリー消滅

1978年 Phil Greeno(イングランド)
1980年 Giulio Ghersi(イタリア)

1/8エンジンレーシングカー(各国チーム対抗戦)

※1990年大会のみで消滅

1990年 イタリアチーム(Michele Baruzzi、Lamberto Collari、Massimo Fantini)

1/5エンジンツーリングカー

2001年 Marcel Strauch(ドイツ)
2003年 Hessel Roskam(オランダ)
2005年 Ian Oddie(UK)
2007年 Martin Lissau(デンマーク)
2009年 Barend Myburgh(南アフリカ)
2011年 Guillaume Solon(フランス)
2013年 Markus Feldmann(ドイツ)
2015年 Russell Grenenger(オーストラリア)

1/8エンジンオフロードカー

1986年 Frederic Veysseyre(フランス)
1988年 Maurizio Monesi(イタリア)
1990年 真田幸治(日本)
1992年 峠國士(日本)
1994年 Maurizio Monesi(イタリア)
1996年 Alex Laffranchi(イタリア)
1998年 Daniel Reckward(ドイツ)
2000年 金井祐一(日本)
2002年 Greg Degani(アメリカ)
2004年 Guillaume Vra(フランス)
2006年 Mark Pavidis(アメリカ)
2008年 原篤志(日本)
2010年 Cody King(アメリカ)
2012年 Robert Batlle(スペイン)
2014年 Ty Tessmann(カナダ)
2016年 David Ronnefalk(スウェーデン)

電動・エンジン両部門制覇選手 

Arturo Carbonell 1/12電動レーシングカー&1/8エンジンレーシングカー
Mark Pavidis 1/10電動ツーリングカー(ISTC)&1/8エンジンオフロードカー
原篤志 1/10電動ツーリングカー(ISTC)&1/8エンジンオフロードカー

 

圧倒的強さのLamberto Collari

なんといってもLamberto Collari選手の強さが目立ちます。

1/8エンジンレーシングカーで通算9回優勝、5連覇と4連覇を達成しています。Lamberto Collari選手はとにかく決勝に強い選手です。

たとえ予選でトップを獲れなくても決勝レースが終わってみれば優勝。こんな展開が何度もありました。

電動カーと違い、エンジンカーは60分の長丁場なのでレース戦略がかなり重要です。

Lamberto Collari選手はテクニックだけでなく、頭の良さで勝利を重ねていた印象が強くあります。

また、電動・エンジン両部門制覇を成し遂げた選手は3名います。

電動カーとエンジンカーではマシンの操縦だけでなく、パワーソースなどの必要知識にかなりの違いがあります。

電動・エンジン両部門制覇を成し遂げた3選手は、本当の意味でのオールラウンダーといえるでしょう。

 

現在1/8エンジンオフロードカーは日本製が主流ですが、これは1990年に真田幸治選手が無限精機・スポルトで世界制覇したことが発端です。真田選手は無限精機の社長として、2000年世界チャンピオンの金井選手は京商・インファーノシリーズのデザイナーとして現在も世界を席巻しています。
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