ラジコンカーの組み立てやメンテナンスに必要な工具の選び方

本格的にラジコンカーを楽しむなら工具を揃えたい
ラジコンカーを楽しむために必要なものが工具です。キットに簡易工具が付属していますが、本格的な組み立てやメンテナンスには不満があります。工具の世界はピンキリで、ひと通り揃えると軽く数万円を超えるものから100均で買えるものまで様々ですが、自分にとって使いやすくて精度がいい工具を揃えたいものです。
ドライバーは刃先のサイズに注意する
ラジコンカーで最も使用頻度が高い工具がドライバー(ネジ回し)です。一般的にドライバーはプラスとマイナスの2種類しかないと思われていますがドライバーの刃先にはサイズがあって、ネジ(ビス)に合った刃先を選ばないとネジの頭をつぶしてしまいます。
ラジコンカーで主に使うプラスドライバーのサイズは1番(No.1)と2番(No.2)です。ラジコンカーのメーカーから発売されているものは1番をM、2番をLとよぶことがあります。
1番は2.0~2.6mmのプラスネジ、2番は3.0~5.0mmのプラスネジに対応しています。
マイナスドライバーは刃先の幅でサイズが分かれています。ラジコンカーでは3.0mmと5.5mm(6.0mm)がよく使うサイズです。
最も精度が要求される工具が六角レンチ
六角レンチは最も精度が要求される工具です。最近は固定ネジにもヘックスタイプを使うことが多くなっているので、六角レンチの重要性が高まっています。
ラジコンカーでは1.5~3.0mmの六角レンチがよく使われています。特に1.5mm六角レンチで締める3mmイモネジはネジ径に対してオーバートルクで締め付けることが多いので、精度がよくて硬いビットを持つ六角レンチを使わないと六角穴をなめてしまって緩められなくなります。
キットに付属しているL字形の六角レンチは、精度があまい上に柔らかくて六角穴をなめやすいので、使い捨てと思ったほうがいいでしょう。
高価ですが、ラジコンカーを本格的に楽しむならドライバータイプの六角レンチを揃えることをおすすめします。
近年は電動ドライバーを使うRCカーフリークが増加中

ラジコンカーの組み立てやメンテナンスは、頻繁にネジの脱着を繰り返す作業が伴います。そのため近年では電動ドライバーを使ってピット作業をしているシーンを見かけることがあります。
ラジコンカーをメンテナンスするときに、すべてのネジを手回しで脱着すると結構腕が疲れてしまいます。ネジを回し過ぎたせいで、手が震えてプロポ操作がうまくできないなんてことを防止する意味でも電動ドライバーはおすすめです。
ペンチは用途に応じて使い分ける
ラジコンカーに慣れていない方がメンテナンスをすると、どんなパーツであってもペンチでつかんでしまいます。ペンチは便利な工具ですが万能工具ではありません。RCカーには傷をつけてはいけない部分が多数あって、そのような箇所をつかむときには専用工具を用いるようにしましょう。

ラジコンカーのメンテナンスに必要なペンチがラジオペンチです。

ダンパーシャフトやピロボールなどの傷をつけてはいけないパーツをつかむときはノンスクラッチタイプのラジオペンチを使います。

エンジンカーのフライホイールなどの大型パーツをつかむときはプライヤーを使って保持します。
刃物工具は切れ味優先で選ぶ
ラジコンカーではニッパーやカッターなどの刃物工具を使うことがよくあります。刃物工具で優先するのが切れ味の鋭さです。よく切れる刃物は仕上がりがまったく違います。
切れない刃物を使うとどうしても力を入れて切ろうとしてしまい、滑ったときに大怪我を負いやすくなります。よく切れる刃物なら力を入れずに使えるので怪我の防止につながります。

パーツをランナーから切り離したり、配線のカットなどで必要な工具がニッパーです。

曲線バサミは刃先がカーブしているので、ボディのホイールアーチなどのカットに重宝するハサミです。根元部分を使えば直線切りもできます。
カッターは折れ刃タイプのものが常に新鮮な刃を使えて便利です。マスキングテープのように微妙な力加減を要求される箇所にはデザインナイフを使うようにします。
工具を揃えたら工具箱も用意したい

工具の数が増えてくると困るのが運搬時の収納です。京商のピットボックスなら工具はもちろんのこと、ダンパーオイルやスペアパーツなどもまとめて収納できるのでとても便利です。私も京商ピットボックスを愛用していますが10数年使ってもまだまだ使えるタフさが魅力です。
京商ピットボックスは頑丈なので椅子として使うこともできます。レースではピットが狭くなりがちですが、ピットボックスに座ることでスペースを有効に使うことができます。

工具は値段の開きが大きいので選択に悩みますが、まずはRCカーメーカーから発売されているものを選ぶといいでしょう。特に六角レンチは一般流通品よりRC専門品のほうが精度や耐久性に優れているのでおすすめです。













