
ラジコンエンジン用プラグの特徴
ガソリンエンジンと違って、ラジコンエンジンのプラグは始動時にのみ外部電源を使用します。
エンジン始動後はフィラメントが余熱~赤熱を自動的に繰り返すので、ガソリンエンジンのような複雑な点火系統が不要です。ラジコンエンジン用プラグはグロープラグとも呼ばれます。
ラジコンエンジン用プラグの構造

一番肝心なのがフィラメントです。白金(プラチナ)を材料としており、細い線状に加工された後、らせん状に巻かれて長さを稼いでいます。グロープラグは1個数百円~千円近くしますが、主な要因はプラチナが高価なためです。
プラグのボディは鉄製で、外側にはエンジンへッドとの固定ネジが切られ、中心にはフィラメントが収まる長穴が掘られています。プラグ上部には絶縁体を介して電極がプラグボディに固定されています。
この電極とプラグボディ(またはエンジンヘッド)に1.2~1.5Vの電圧を掛けると、フィラメントが赤熱してエンジン始動ができます。
ラジコンカーエンジン用プラグの選び方
グロープラグには5番とか6番のような番手があります。
この番手はフィラメントの太さ別を表していて数字が大きくなるほどフィラメントが太くなります。数字が小さいものを「ホットタイプ」と呼び、細いフィラメントで高い赤熱温度を保つ=余熱時も温度が高くなります。
ホットタイプは始動性がよく、アイドリングが安定しているのでオフロードカーや厳寒時、それにブレークイン(エンジン慣らし運転)で使用されることが多いです。
数字が大きいものを「コールドタイプ」と呼び、太いフィラメントで高い赤熱温度を保ちにくい=余熱時の温度が低くなります。
コールドタイプは余熱時の温度が低いことから、高回転時でもフィラメントの温度が上がり過ぎないので高回転を多用するオンロードカーや気温が高い時に使用されます。不適切な番手を選んでエンジン運転すると様々な不具合が起こってしまいます。
レーシングカーでアイドリングでのエンストが嫌だからといって、必要以上にホットタイプのプラグを使用するとエンストはしにくくなります。しかし高回転でフィラメントが溶け落ちて、エンジン内部に致命的なダメージを負う可能性が高くなります。
逆にRTRなどの汎用エンジンにコールドタイプのプラグを使用すると、アイドリングが安定しなかったりニードルを絞らないと連続運転しないことからオーバーヒートすることがあります。
それぞれのエンジンには基準番手が公表されているので、基準から前後1番手あたりで燃料や気温、使用状況を考慮して最適なプラグ番手を選びましょう。



















