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陸上自衛隊の最新鋭戦車「10式戦車」をRCタンクで楽しむ
10式(ひとまるしき)戦車は2010年に陸上自衛隊に制式採用された最新鋭の戦車です。
今回レビューするのは、戦車マニアから絶大な人気を誇る10式戦車を1/16スケールで電動RCタンク化したキットです。
徹底した実車取材によって再現されているので、超リアルな仕上がりを期待できるモデルでおすすめですよ。
10式戦車とは
61式、74式、90式に次ぐ4代目となる10式戦車は、陸上自衛隊の主力となる最新式国産戦車です。
10式戦車の名称は2010年度(平成22年度)に装備化されたことが由来です。
主砲には国産44口径120mm滑腔砲を搭載、新型徹甲弾の使用によって貫徹力の性能を向上させています。
90式戦車と同様の自動装填装置が採用されて、車長、砲手、操縦士の3名の乗員によって運用します。
動力装置は小型、軽量化された水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジン(1,200馬力)と油圧式無段階自動変速操向機(HMT)の組み合わせによって優れた機動力を実現しています。
10式戦車に装備されるC4Iシステムは日本の戦車・戦闘車両初となる標準装備化です。
全国的な配備や運用を目指して小型軽量化された車体、着脱が容易なモジュール型装甲の実装も10式戦車の特徴です。
徹底した実車取材によって超リアルな仕上がりを実現した電動RCタンク
陸上自衛隊の全面協力という異例の実車取材によって再現された車体は、超リアルな仕上がりを実現しています。
専用サーボによって上下動可能な主砲。
旋回速度は送信機の操作によってコントロールできます。
20個の金属ボールが組み込まれた砲塔リング。
砲身を下げたまま後方に旋回させると車体を避けながら自動的に水平になるディッククリアランス機能を装備、サーボによって制御されます。
主砲に組み込まれたオレンジLEDが放つ発射光と発射音がシンクロ。
砲塔内部にはリコイル用ギヤボックスがセットされて、発射音に連動して砲身が後座しながらスムーズに戻る動きを再現しています。
リヤに搭載されるユニット式のギヤボックスには540モーターが2個組み込まれていて、力強い走行が可能です。
RCメカや走行用バッテリーは砲塔内に集中搭載されます。
シャーシやスプロケット、サスペンションにはジュラルミンやダイキャストなどの金属パーツを多用して高い強度を確保。
履帯は金属ピンとダイキャストコネクターを使用することにより強度を高めながらリアル感も追及しています。
RCメカは混信の心配がない2.4GHzプロポが付属
10式戦車 フルオペレーションセットには4ch送信機、走行用バッテリー&充電器が付属しています。
スティック式の送信機は混信の心配がない2.4GHzなので、仲間と一緒に走行するときでもノーコンの心配をせずにバトルを楽しむことができます。