東邦化研のRC用塗料が生産終了で困ったことに
東邦化研工業のRC用塗料が生産終了とのニュースが流れました。
メーカー在庫と流通在庫がなくなった時点で入手不可能になるようです。これにはポリカボディの塗装でおなじみのエンジンカラースプレーも含まれています。
ラジコンカーのユーザーでエンジンカラースプレーを愛用されている人が多くいるので、生産終了は困ったことになりそうです。
特にエンジンカーユーザーは耐グロー燃料性の高さでエンジンカラースプレーを選んでいますが、代用品となるものが見つかるのかが心配ですね。
ポリカボディをプラモデル用塗料で塗装するときに、エンジンカラースプレーのクリヤーをプライマー代わりにする裏技がありますが、これもできなくなってしまいます。
東邦化研工業とは
東邦化研工業は古くからRC用の燃料や塗料を販売している塗料メーカーです。
どちらかといえば地味で裏方的存在ですが、長年の信頼と高い実績で多くの愛用者を獲得してきました。工業用塗料としては紫外線硬化型塗料が有名ですね。
空ものから陸ものまで、ジャンルを問わず幅広いユーザーから支持を受けてきた東邦化研の燃料・塗料ですが、近年は製造終了になる製品が目につくようになっていました。
2016年11月25日にラジコン用燃料の全種類が生産終了となっています。
空もののパワーソースがエンジンから電動に代わって、エンジンRCカーのユーザーが減少傾向にある昨今では、グロー燃料の需要が少ないのでしょうか。いい燃料だっただけに生産終了は寂しいかぎりです。
エンジンカラースプレーの代用品はあるのか
エンジンカラースプレー以外で、国内で容易に入手できるポリカ用塗料といえば京商のスプレーカラーとタミヤのポリカーボネートスプレーがあります。
京商スプレーカラーの色数がいつの間にか8色に減っていますね。昔はかなりの色数をラインナップしていて、東邦化研のエンジンカラースプレーと併用していました。
京商スプレーカラーの製造元が東邦化研という噂があるので、こちらも販売終了になるのでしょうか。
さて、ポリカボディの塗装はどうしましょうか。しばらくの間はメーカー在庫と流通在庫が残っているので東邦化研のエンジンカラースプレーを入手できそうですが、入手不可能になるのは時間の問題です。
しばらくはタミヤのポリカーボネートスプレーを使うしか方法がないようです。
ニッチなジャンルなので採算ベースに乗せるのが難しいかもしれませんが、どこかの塗料メーカーでエンジンカラースプレーの後継品を作ってくれたらいいですね。