ドリフト ラジコンカーの普及を目指すR.C.D.C.とは

ラジドリの普及活動を目的としたコミュニティがR.C.D.C.

ドリフト ラジコンカーの普及を目指すR.C.D.C.とは

2000年代初期から登場し、今ではラジコンカー界の一大カテゴリーに成長したドリフト(ラジドリ)ですが、JMRCAやIFMARといったラジコンカー団体では統括していませんでした。

それまではヨコモなどのメーカーや、各サーキット毎でルールが決められイベントが開催されてきました。

➤➤ラジコンカー協会を知っておこう

ところが2016年に『R.C.D.C. 全日本RCドリフト競技委員会』が発足されラジドリを統括する動きが出てきました。

R.C.D.C. 全日本RCドリフト競技委員会とは

ドリフト ラジコン (RC) カーも実車同様に日本発のモータースポーツとして世界に発信されていますが、その楽しさはオリジナルマシンの製作から独自のチューニング、魅せる走り等、様々な楽しみ方が有るのがドリフトならではの特長です。

しかし、自由度が高い事が逆に車輌規格、審査基準など明確さを欠く原因ともなり、伸び悩みの状況に至っているものと考えて居ます。私達は今年10月に開催のアジア選手権に向けて、車輌規格、審査基準等を明確にし、審査員講習会初めライセンスの発行も行い、まずは日本全国統一ルールを確立させながら、並行してアジア諸国に、そして全世界に統一ルールとして広めて行く構想をもっております。

ドリフトラジコンが国内はもとより全世界で今まで以上に盛んになって行く様な活動をして参ります。競技委員会の名称から競技の開催を目的として結成された会と思われる方も多いと思いますが、実際にはドリフトラジコンの普及活動を主目的として結成された会です。その一環として車輌規格、審査基準の作成とステータス性の確立の為にアジア選手権と言った国際大会を初年度に計画しております。

今後は新規会員の皆様のお力添えも頂きながら予選会等の大会も交えつつ、一般イベントへの参加や、地道な普及活動も行って参ります。ご期待下さい!!

出典:全日本RCドリフト競技委員会

ラジドリの車両規格や審査基準などの世界的ルールを定め国際大会を開催しています。

ドリフトラジコンカーを広く一般に普及する活動を目的として設けられたコミュニティが『R.C.D.C.』です。

R.C.D.C.の役員には会長にRCカーレース界のレジェンドである広坂正美氏、、副会長には実車チューニングショップ『ウエルド』やドリフトラジコンカーメーカー『オーバードーズ』を経営する伊藤篤氏が就任。

数多くのラジコン関連メーカーや卸問屋、販売店、RCサーキットなどが賛同し今後を期待させるコミュニティに成長しつつあります。

R.C.D.C. はラジコンカー界の救世主になれるのか

2016年10月には谷田部アリーナーを会場としてFEMCA主催の『FEMCA R/C ドリフト アジア選手権 2016』日本大会がR.C.D.C. の運営により開催され、多くの参加者が集まり、大会を成功で終えています。

※FEMCAとは世界のラジコンカーレースを統括するIFMARの傘下4ブロックのひとつで、アジア地区のラジコンカーレースを統括する競技団体のこと。

現在のラジコンカーレースでは参加者の減少が問題視されています。全日本選手権といったビッグイベントでもカテゴリーによっては数十人しか参加者が集まらないことがあり、存続そのものが危惧されています。

もちろん参加者減少の裏には様々な理由があります。解決していかなければ問題が山積していますが、一般の参加者不在で推し進めていった結果、現在のような衰退の一途を辿ることになってしまったのも理由のひとつです。

今一番ホットなカテゴリーであるドリフトラジコンカーの世界が益々盛んになり、新たにラジコンカーに入門する初心者も楽しめるような救世主になることをR.C.D.C.には期待したいと思います。

ラジコンカーの世界は年々新規参入者が減少傾向にあり、その結果小売店やサーキットも減少していくという悪循環に陥っています。そのような状況の中で唯一、ラジドリだけはユーザー数を増加させているカテゴリーなので、今後のR.C.D.C.の活動によって更なる広がりを見せるのか楽しみにしています。
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