夏場にラジコンカーを楽しむときに注意しておきたいこと
地球温暖化の影響なのか、年々夏場の気温が上がっていますね。35度は当たり前、40度にも迫る勢いです。昭和の時代は30度でも凄かったのに近年の酷暑は異常ですね。
ラジコンカーを夏場に楽しむときは、レジャーやスポーツと違う特有の注意点があります。ひとつはサーキットや走行場所が、非常に高温になりやすい場所や条件下にあるということです。
アウトドアだと日中はどこにいても暑いですが、RCカー走行場所は路面の照り返しで周囲の外気温より数度高くなるところが多く、日陰でも40度以上になることがザラにあります。
特に暑いのが操縦台です。ラジコンカーサーキットの操縦台は四方を囲まれていることが多く、風の流れが起きにくいので非常に高温になります。しかも、何人もが密着する感じで操縦していますので雰囲気温度はかなり高いです。
ラジコンカーの操縦中は集中しているし、プロポから手を離すことはできません。ましてやレースでの操縦中は水分を摂ることなんてできません。エンジンカーの決勝レースだと、数十分間に渡って蒸し暑い操縦台の上で、水分を摂らずに集中していることになります。
ラジコンカーを炎天下で楽しんでいるときに一番危険なのは操縦台で操縦しているときです。特に危険なのが操縦を終えて、操縦台から降りるときです。水分不足に加えて、それまでの緊張が緩んだ瞬間にフラっと倒れることがよくあります。
操縦台に上る前には水分補給を忘れないようにしましょう。操縦中の足元には水分を確保しておいてすぐに飲めるようにしておくことをおすすめします。
また、レース中でも気分が悪くなったら無理をせずにマシンを止めて水分を補給しましょう!
ピットでも高温には要注意
ラジコンカーを走らせるときには整備や休憩するためにテーブルなどを広げてピットを設置します。このピットでも高温に対する対策が必要になります。
特に注意したいのがスプレー缶です。炎天下に放置されているエアゾール缶は、高温になると破裂して非常に危険です。
バッテリーにも注意が必要です。高温になっている状態で充電を続けていると、充電器のオートカットが働かずに過充電となり破裂することがあります。バッテリーのパッケージやコード被覆が溶けてショートの危険性もあります。
ラジコンカーやプロポを直射日光に当て続けないことはもちろんですが、周囲のものに対しても暑さ対策をして事故が起きないようにしていきましょう。
食中毒にも気をつけよう
ラジコンカーの走行場所に朝方、コンビニなどで購入した食料を持ち込む人が多いものです。
日陰に置いていても数時間は放置されるので、食中毒を起こす可能性が非常に高まります。ペットボトルなどの飲み口にも要注意です。
食料や飲み物は氷を入れたクーラーボックスを用意して、できるだけ低温で保管するようにしましょう。
最近はインドアのサーキットも増えてきましたが、インドアでも30度以上になるところがあるので、インドアといえども油断は禁物です。熱中症には充分に注意しながら楽しくラジコンカーを走らせましょう!