EPオフロード新世界チャンピオン誕生

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2WD、4WD共に新世界チャンピオンが決定

EPオフロード新世界チャンピオン誕生

谷田部アリーナで開催されていたIFMAR主催のEPオフロード世界選手権が無事に閉幕し、新世界チャンピオンが決定しました。

2WDクラスではアソシエイテッドを駆るSpencer Rivkin選手が優勝しました。彼はまだ若干16歳だそうですが、前チャンピオンであるJared Tebo選手とのバトルの末に勝利。今後の活躍が期待されると共に、末恐ろしい選手になる可能性大ですね。

予選トップ通過した京商のJared Tebo選手でしたが、決勝3ラウンドの合計結果は惜しくも2位。コントロールプラクティスのときから絶好調で、常にトップタイムを刻み続け、連覇を予感させていただけに2位という結果でも本人は満足していないのかもしれません。

それにしても2WDクラスの決勝ではチームアソシエイテッドのチームワークやレース巧者ぶりが目立っていました。Spencer Rivkin選手を勝たせるための巧みなブロックなど、流石にアソシだなと久々に思わせるレース運びでした。

なお、2WDクラスでは残念ながら日本人選手のトップ10入りはありませんでした。

2WDクラス決勝Aメインラウンド1

2WDクラス決勝Aメインラウンド2

2WDクラス決勝Aメインラウンド3

4WDクラスはBruno Coelho選手が完全制覇!

4WDクラスはXRAYのBruno Coelho選手が絶好調で、早々に予選トップを確定しました。

2位以下は混戦でしたが、京商の松倉選手が3位に入り、京商の杉浦悠介選手が8位、ヨコモの松崎隼人選手が10位と、Aメインに計3名の日本人選手が進出しました。

3ラウンドで争われたAメインはBruno Coelho選手が1ラウンド、2ラウンド共にトップゴールで最終ラウンドを待たずに完全制覇。最後までもつれた2位争いは最終ラウンドを制した松倉選手が獲得、3位にHBのDavid Ronnefalk選手が入賞という結果となりました。

4WDはとにかくBruno Coelho選手の強さが際立っていました。上手さはもちろんですが、レース展開を見ていても余裕すら感じさせるほどで、今大会をコントロールしている姿が印象的でした。

2位に入賞した松倉選手は流石の腕前でしたね。マシンは決して好調には見えませんでしたが、ハイサイドを絶妙に押さえ込んでのコントロールは彼だからできた芸当でしょう。

4WDクラス決勝Aメインラウンド1

4WDクラス決勝Aメインラウンド2

4WDクラス決勝Aメインラウンド3

今回の人工芝路面は選手達にとって非常に難関だったようです。

動画を見ても分かるようにとてもバギーとは思えないコーナリングスピードですが、世界選手権に出場する世界各国の猛者でも苦戦するほどの路面グリップの高さが選手を悩ませていたようです。

それでも、この人工芝の路面はバギーに新しい広がりを見せるのではと思わせるに充分な今大会でした。もしかしたら今後はこのような路面がバギーのスタンダードになるのかもしれませんね。参加された選手のみなさん、お疲れ様でした。

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