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ラジコンカーレース経験はレベルアップに効果的
RCカーレースの結果はどうだったでしょうか。
「練習ではいつも上手く走れてたのに、レース本番になったら緊張の連続でどう走っていたかも思い出せない」
「速い選手が上手いのはもちろんだけど、とても落ち着いて操縦しているように見えた。なぜ自分は落ち着きがなかったのだろう?」
こんな思いをされたかもしれません。
でも、これらは大変有意義な経験なんです。レースで戦っているときは非日常的な心理状態になっています。
これを克服するには経験を重ねることがレベルアップに効果的です。
ラジコンカーレースではメンタル面の影響が大きい
練習のときにはラジコンカーのセッティングもバッチリ出ていて、好タイム連発で自信あったのに、レース本番では全然ダメだった。なぜでしょう?
原因はメンタル面です。練習時とレース時では緊張の度合いが大きく異なっていたはずです。
ラジコンカーは指先で非常に繊細な操作をしますのでメンタル面の影響が大きくでやすいのです。
こればかりは日常生活で鍛えることができませんのでレース参加を重ねていくしか訓練法はありません。
でも、練習時に心がけているとメンタル面強化ができる方法があります。
メンタル面の強化をしよう
練習時に仮想レースを想像しながらメンタル面の強化をしましょう。練習で好タイムが出たら気分がいいですね。ほとんどの人はここで満足してリラックスしてしまいます。
これは私が行っていたメンタルトレーニングなのですが、好タイムが出ることを確認したら更に攻め込んでみます。
限界をはるかに超えるまでです。おそらくタイムは悪くなります。ときにはクラッシュしてラジコンカーを壊すこともあります。でも、それでいいのです。なぜか?
ほとんどの人は練習のピーク時に100%の緊張状態になっています。
そしてレース参加時には120%の力を出そうと過度なメンタル状態になります。練習でも経験したことがない領域にメンタルを持っていこうとするんです。
レース本番でこれをやろうとするのですから、緊張で手は震え、脚はガタガタ、レース中にどう走っていたのかも思い出せない状態になってしまうのです。
これでは思ったようなレース結果が残せないのは当然ですね。
速い選手はメンタル面に余裕がある
私が行っていた練習法だと、100%の緊張状態のときにラジコンカーの限界を超えてクラッシュする領域になります。自分の限界を把握したわけです。
そういったことから他の選手と同レベルのタイムを出すのは、70%程度のメンタル状態で可能になります。
ここぞという場面や、有力選手との争うときには90%程度のメンタル状態に持って行きます。
もちろん瞬間的には100%に近い状態にはなりますが限界は越えないようにします。
どうですか、違いが分かりますでしょうか?レース中にメンタルが100%越えている選手と70%の選手ではどちらが余裕があるかはハッキリしていますね。
「速い選手は上手いのはもちろんだけど、とても落ち着いて操縦しているように見えた。」これの答えでもあります。
自分自身の実力以内で余裕を持って走るようにしよう
もしあなたの操縦レベルがまだ未熟で100%のメンタルでラジコンカーを走らせても、周りと同等のタイムを出すことができない段階だとします。
それでもレースでは70%程度のメンタル状態で余裕を持った走りをしたほうが好結果を生むことが多いでしょう。
レースのような特殊な心理状態で自身の実力を100%出すことは相当に訓練しないと無理です。
ましてや120%などという実力以上を出そうとしても最悪の結果を生む可能性を高めるだけです。
ラジコンカーの操縦が上手くなって速くなるには「練習量」と「セッティング技術」ばかりに注目されがちです。
でも、最も大切なことはあなた自身のメンタル面だということを知っておいてください。
次のラジコンカーレースに向けて練習とマシンのセッティング見直し、それにメンタル面のコントロールをしていけばレース結果が上向く可能性が高くなることでしょう。