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ラジコンカーのボディ塗装を失敗してもやり直しできる
スチロール樹脂やABS樹脂製ボディなら、塗装の修正や塗り直しは比較的簡単にできます。しかし裏側から塗るポリカボディの場合は修正が非常に困難です。
ところがペイントリムーバーの登場によって、部分修正だけでなく全体的な塗り直しができるようになりました。
今回はRCカーのボディ塗装の修正方法や、塗装の剥がし方を紹介していきます。
マスキングの不備による塗料のはみ出しの修正方法
ポリカボディの塗装後にマスキングの不備による塗料のにじみやはみ出しがあったときは、400番程度の紙ヤスリやマイナスドライバーを使ってはみ出した塗料を削り落とします。
ただしウィンドウのように、透明のまま残す部分は紙ヤスリなどでこすると擦り傷がついて逆に目立ってしまいます。ウィンドウ周りは大きいはみ出しでなければ触らないほうが無難です。
表面から塗装するスチロール樹脂やABS樹脂製ボディの場合は、塗料がはみ出しても乾燥後に上塗り修正できるので比較的簡単に対処できます。
ポリカボディの塗装をやり直す方法
表面から上塗りするスチロール樹脂やABS樹脂製ボディは、カラーリングに飽きたり、大きな面積で塗装を失敗したときでも上から新たに塗装するだけで問題は解決します。
ところが裏面から塗装するポリカボディの場合は、なんらかの手段で塗料を剥がさないと再塗装することができません。
ポリカボディの塗装剥がしは「ペイントリムーバー」を使う方法が一番簡単です。
ポリカボディの塗装の剥がし方
ポリカボディの塗装の剥がすときに準備するものと手順
準備するもの
- ペイントリムーバー
- 霧吹きまたはハケ
- キムワイプ、キッチンペーパー、ティッシュペーパー
- ボディが入るビニール袋、ラップ
手順
- 剥がしたい塗装面の上にキムワイプやキッチンペーパー、ティッシュペーパーを敷いていきます。
- その上から霧吹きやハケを使ってペイントリムーバーを染み込ませていきます。
- 溶剤が乾かないようにボディ全体をビニール袋またはラップで包みます。このときになるべく空気が残らないようにビニール袋やラップを密着させると剥がれやすくなります。
- 1時間ほど放置してから塗装面を確認します。水ぶくれのようなブクブクが塗装面全体に現れたら剥がせるサインです。皮をむく要領で剥がしていきましょう。剥がし残しがあるときは再度ペイントリムーバーを染み込ませて、しばらく放置しながら剥がれるのを待ちます。
ペイントリムーバーを使った方法であれば、ボディ全体を再度クリア状態に戻すことも可能です。
ただし塗料の食いつきをよくする目的で、塗装前に紙やすりで表面を荒らしたボディはキレイに剥がすことができません。
ペイントリムーバーは、スチロール樹脂やABS樹脂製ボディを溶かしてしまうので使わないようにしましょう。
ラジコンカー初心者はボディ塗装を失敗することが多いので、ペイントリムーバーを使った剥がし方を覚えておくと役に立つと思います。
ラジコンカーのボディの塗装方法はこちらの記事を参考にしてください。
➤➤ラジコンカーのボディの塗装方法【ポリカ・クリヤー・スチロール】