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電動カーとエンジンカーはパワーユニットが根本的に違う
モーター+バッテリーで走るのが電動カー、エンジン+燃料で走るのがエンジンカーです。
パワーユニットが根本的に違いますね。
モーターは大きく分けて2つのタイプがあります
モーターは大きく分けて2つのタイプがあります。ブラシ付きタイプとブラシレスタイプです。
ブラシ付きタイプの代表は540と呼ばれるタイプです。コアローターの巻き線の違いやマグネット、カンの特性の違いで様々な出力特性を持ったものが市販されています。比較的安価なものが多くキットに付属されることから昔から親しまれています。
近世代のモーターがブラシレスモーターです。読んで字のごとくブラシが無いモーターです。ブラシ付きモーターに比べて効率が良く高性能で耐久性に優れています。ただ、高価になりやすくブラシレス専用アンプが必要になるため中級者以上のユーザーに好まれています。
バッテリーも大きく分けて2つのタイプがあります
ニッケルタイプとリチウムイオンタイプ。バッテリーも大きく分けて2つのタイプがあります。
ニッケルタイプはニッカド(Ni-Cd)とニッケル水素(Ni-Mh)があり、ニッケル水素のほうが大容量です。
ただ、取り扱いやすさ、値段の安さはニッカドに分があるので使用目的に応じて選びましょう。どちらも1本(セル)が1.2Vのバッテリーを6セル直列接続されたものが主流です。
リチウムイオンタイプはリチウムポリマー(Li-Po)とリチウムフェライト(Li-Fe)があります。どちらも大きさに対して非常に大容量、軽量なのが特長です。
また1000回以上繰り返し使うことができ、なおかつ性能低下がありません。近年の電動カーの目覚しい性能向上の理由はリチウムイオンバッテリーとブラシレスモーターによるものです。
ただし取り扱いには最新の注意が必要です。特に「充電時には専用安全ケースに入れる」などのルールを守って正しく使用してください。
2サイクルグロータイプエンジン
エンジンはピストンがひとつの単気筒、2サイクルがラジコンカーで使われています。
燃料にメチルアルコールを使うのが特徴で一旦始動したら点火プラグに電源を必要としないグロータイプエンジンです。焼玉エンジンともいいます。
燃料にはアルコールの他に燃焼力を高めるニトロメタン、潤滑油としてヒマシ油(+合成油)が混ぜてあります。
排気量により区分され12エンジンは1/10ツーリングカー、21エンジンは1/8レーシングカーやバギーに主に使われています。
エンジンには新品時にブレークインと呼ばれる慣らし運転が必要で、このことがエンジンカーの敷居の高さにつながっています。
でもエンジンならではのパワーや排気音を体感すると慣らしの苦労も吹き飛ぶものです。