ステッカー・デカールの貼り方・裏貼り【ラジコンカーのボディ】

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ラジコンカーのボディを作るときの出来栄えに影響するデカール貼り

ステッカー・デカールの貼り方・裏貼り【ラジコンカーのボディ】

ラジコンカーステッカーデカールを貼るとボディ全体がビシッとしまります。

しかし最近は複雑な形状で面積が大きいデカールが用意されていることがあって、なかなかうまく貼れないと悩んでいる方が多いようです。

小さいデカールならともかく、大きなデカールを貼るときは失敗する確率が高くて、作業にコツが要求されます。

今回はラジコンカーのボディにステッカーやデカールを貼るときのコツ、裏貼りのやり方について紹介していきます。

ラジコンカーに大きいデカールを貼るときは水貼りする

ラジドリなどのボディに付属するグラフィックデザインのデカールは、美しい塗装を簡単に再現できる反面、何も考えずに貼ると失敗してしまう難易度の高さが特徴です。

広い面積のステッカーを貼るときは自動車などのウインドウにフィルムを貼るときに用いられる「水貼り」という手法を使うとうまくいきます。

水貼りの最大のメリットが失敗しても何度でもやり直せる点です。失敗を恐れずに作業できるので初心者におすすめできるテクニックです。

デカールの貼り方

1.デカールを台紙から切り離す

デザインナイフやカッターナイフを使って台紙からデカールを切り離していきます。

切れない刃を使うとカット面がガタガタになってしまうので、常に切れ味がいい状態の刃を使うようにしてください。

余白をできるだけ残さないようにカットしたほうが、よりリアル感のある仕上がりになります。

2.デカールを貼る位置を確認する

切り離したデカールの台紙をはがす前にボディに貼る位置を確認しましょう。

位置が決まったらマスキングテープなどを利用してマーキングしておきます。

3.デカールを貼る面を濡らす

100ccの水に2~3滴の中性洗剤を垂らした溶液を霧吹きに詰めて、デカールを貼るボディ面に吹き付けていきます。

4.デカールをボディに乗せる

台紙をはがしたデカールをボディに乗せていきます。

このとき完璧に位置合わせしなくても、後からデカールの位置を修正できるので心配しないでください。

ボディとデカールの間に中性洗剤溶液が十分に行き渡っていれば、容易にデカールがボディ上を滑って位置修正ができるはずです。

5.デカールを貼っていく

位置が決まったらデカールの中央から外に向かって水分や気泡を押し出すようにして貼っていきます。

6.気に入らないときはやり直す

水分や気泡が抜けない、位置が決まらなくて気に入らないときは一度はがしてやり直しましょう。

ボディの凸凹によってはどうしても水分や気泡が抜けない箇所ができてしまいますが、針で穴を開けて逃がすか、目立たないようにカッターで切れ目を入れて抜いていきます。

7.十分に乾燥させる

水貼りで貼ったデカールは水分が抜けるまで粘着力が弱くてはがれやすくなっています。

完全に水分が乾くまで一昼夜程度乾燥させておきましょう。

ラジコンカーにデカールを裏貼りする方法

上記は塗装後のボディ表面にデカールを貼るやり方ですが、クリアボディの裏面にあらかじめデカールを貼っておいて塗装する「裏貼り」という方法もあります。

裏貼りするとボディ表面にデカールが露出しないので、フェンスに擦ってもロゴやデザインが消えることがありません。

またデカールの厚みが目立たないので塗装したような仕上がりになります。

デカールを裏貼りする手順

デカールを裏貼りするときは、塗装前のボディ裏面にデカールを貼っておいてから塗装作業に移ります。

デカールを裏貼りする方法として接着と両面テープ貼りがあります。裏貼り専用の接着剤が発売されていますが、木工用ボンドでも代用できます。

両面テープ貼りのときは透明度が高くて薄い両面テープを使うと仕上がりがキレイになります。

デカールを裏貼りした後にクリヤーを薄く吹いておくと、デカールとボディの間に塗料がにじみ込む現象を起きにくくします。

経験とコツが必要なデカールの裏貼りですが、よりリアルな仕上がりを求めたい方はぜひトライしてみてください。

 

大きい面積のデカール貼りはベテランでも難易度が高い作業です。水貼りは作業を容易にするテクニックですが、初心者が失敗しない保証はありません。作業に慣れるまでは失敗してもいいように予備のステッカーを用意しておくと安心できますよ。
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