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ラジコンカーのドリフトに関する質問
でもそのままの仕様だと、一瞬のカウンターステアだけでスピン状態になったりして、ドリフトの維持は難しいですよ。
オンロードカーとドリフトカーの違い
ところで普通のオンロードカーとドリフトカーの違いはご存じですか?
オンロードカーとドリフトカーで決定的に違うのはタイヤの特性です。
オンロードカーは基本的に「グリップする」ようなタイヤを使用します。
反対にドリフトカーは、「滑らせる」ためのタイヤを使用します。意図的にタイヤを滑らせて車体をスライド走行しやすくしてるのです。
実車で意図的に滑るタイヤを装着したら自殺行為そのもので危険な行為ですが、ラジコンカーの場合は人間が乗っていないこと、低いスピード域からスライドさせる必要があることなどからワザと滑るタイヤを装着します。
タイヤ以外では、ハンドルの切れ角が全然違います。
ドリフトカーは60~70度近くハンドルが切れるものもあります。普通のオンロードカーにドリフトタイヤを装着すると簡単にスライドしますが、ドリフト状態を維持しながら走ることは非常に難しくなります。
そこでドリフトカーはハンドルの切れ角を大きくして、リアタイヤがスピン状態になっていながらもフロントタイヤにそれを打ち消すほどのハンドル切れ角を与えて、ドリフト状態に「見える」演出をしています。
あと普通のオンロードカーはFF、4WD、RWDの駆動方式がありますが、ドリフトカーは4WDがほとんどです。
以前は、普通のオンロードカーのタイヤを交換してドリフトカーとしていました。
ドリフト専用ラジコンカーの登場
最近ではドリフト専用カーが登場して、前後タイヤの駆動比率を最適化したり、キャンバー角がより強く付けられたり、モーターをフロントに搭載しています。
シャフトドライブで、実車のレイアウトに見た目から近づけているシャシーも登場しています。1/10ツーリングカーの派生としてマニアの研究から誕生したドリフトカーですが、今では一ジャンルとして確立されています。
実際の町並みや公道を再現したコースも日本全国で運営されるようになり、「グリップはやらないけどドリフトはやるよ」というラジコンユーザーも多くなってきました。
コースに行かなくてもスピードが低くてもスライドするのがドリフトカーなので、ちょっとした空き地にパイロンや空き缶を置くことで楽しめるのも魅力です。
タミヤ ドリフトスペック
ヨコモ ドリフトパッケージ
タミヤやヨコモには、プロポやバッテリー、ボディがセットされたドリフト専用の完成車が販売されているので手軽に楽しむことが出来ますよ。