ラジコンカーの経験を活かしてドローンの世界へ挑戦
近年、注目を集めている『ドローン』は、さまざまな業界で大きな可能性を秘めています。ドローンはもともと軍事用として開発されましたが、近年ではホビー用途や商業用途でも利用され、急速に普及しつつあります。たとえば、テレビや映画での上空からの映像撮影、農業における農薬散布、物流業界での配送サービスなど、ドローンはすでに多岐にわたる分野で活躍しています。
中でも、商業用ドローンの活用は今後さらに拡大すると期待されており、新しいビジネスチャンスとして注目を集めています。物流や測量、災害救助など、多様なシーンでドローンの需要が高まっていますが、その一方で、ドローンの操縦技術を持つ専門家はまだ不足しているのが現状です。ドローンの操縦には精密な技術が求められるため、ラジコンカーを扱ってきた人は、すでにマシンメンテナンスや操縦技術の基本を持っている点で大きなアドバンテージがあります。
ラジコンカーの経験を持っているあなたなら、ドローンの操縦スキルやメンテナンスを短期間で習得することが可能です。機械の動きや調整に対する感覚をすでに身につけているため、ドローンの操縦もスムーズに学び始められるでしょう。さらに、今はまだドローン業界が一般的に広く浸透していないため、早い段階でドローンに挑戦することで、プロとしての成功の道が開けるかもしれません。
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ドローンレースでプロを目指す方法
ラジコンカーと同様に、ドローンレースも非常に人気が高まっています。ただし、ドローンレースはラジコンカーとは異なり、操縦者が直接ドローンを目視できる範囲での競技ではありません。ドローンにはカメラが搭載されており、操縦者はその映像を見ながらコースを飛行させます。特に、VRゴーグルを使ったレースでは、まるで自分がドローンの中に乗り込んでいるかのような没入感を体験でき、操縦者は映像を通じてコースを攻略します。
2016年にドバイで初めて開催された国際ドローンレース「World Drone Prix」は、ドローンレースがどれほどの注目を集めているかを象徴するイベントです。第1回大会では、当時15歳のイギリス人、ルーク・バニスター選手が優勝し、賞金総額は100万ドルという高額でした。この大会は、ドローンレースの未来を感じさせる壮大な舞台であり、今後もさらなる発展が期待されています。
この動画はルーク・バニスター選手が「World Drone Prix」 で実際に操縦していたときの視点映像です。まるでスターウォーズやSF映画のようです。
ドローンレースでプロを目指すには、技術力と経験を積み重ねることが不可欠です。しかし、現在のドローンレース界はまだ発展途上であり、競技人口も少ないため、今から参入すれば有名になるチャンスがあります。ラジコンカーの操縦経験者は、ドローン操作にも早く適応できる傾向があるため、他の競技者よりも優位に立つことができるでしょう。まずは練習を重ね、レースで好成績を収めていけば、プロとしての道も開けてくるはずです。
ただし、ドローンを飛行させるには無人航空機の飛行に関するルールや法律を守ることが大前提です。安全で楽しいドローンレースを行うためにも、常にルールに従って楽しむことを忘れないでください。