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ラジコンを組み立てで手ついた瞬間接着剤の取り方はという質問
いつも無理やり剥がそうとして痛い思いをしてしまいますが、簡単に剥がす方法はありますか?
時間が経てば自然に剥がれますが、指同士がくっついて早く剥がしたいときはお湯や溶剤を使います。
ラジコンを組み立てるときは瞬間接着剤が手につきやすい
手についた瞬間接着剤は無理やり剥がさない
RCカーでもっとも使う接着剤といえば瞬間接着剤ですね。
強力な接着力を短時間で得ることができる瞬間接着剤はとても便利なアイテムですが、時としてその接着力と即効性があだとなることがあります。
特にやっかいなのが手についたときで、無理に剥がそうとすると二次被害を招くことがあります。
瞬間接着剤とは
瞬間接着剤とは対象物を瞬間的に接着する接着剤のことですが、一般的にシアノアクリレートを主成分としたものを瞬間接着剤とよんでいます。
瞬間接着剤は粘度によって硬化時間が異なります。低粘度のものは数秒で接着力を得られますが、中・高粘度のものは硬化までに数分~数十分を要することがあります。
低粘度以外のものは瞬間に接着しませんが、シアノアクリレート系接着剤全般を瞬間接着剤とよんでいます。
瞬間接着剤は空気中の水分に反応して硬化を開始します。そのため湿度が低い冬の時期は硬化時間が長くなります。接着時間を短縮したいときはトルイジンを主成分とした硬化促進剤を吹き付けると瞬時に固まります。
瞬間接着剤は熱変化に弱くて、硬化後は高温や低温環境におかれると剥がれやすくなります。またアセトンに溶けやすい性質を持っています。
皮膚や手についた瞬間接着剤の落とし方
瞬間接着剤が皮膚や手についたとき
瞬間接着剤があやまって皮膚や手についたときはあわてないようにしましょう。
あわてて手や布で拭き取ろうとすると、それらがくっついてしまって、にっちもさっちもいかない状態になってしまいます。
瞬間接着剤が皮膚や手についたときはそのまま硬化させてしまってから、お湯の中でもみほぐせば固まった接着剤が剥がれていきます。
瞬間接着剤で指同士が接着してしまったとき
瞬間接着剤で指同士がくっついてしまったときも、あわてて剥がそうとしてはいけません。無理に剥がそうとすると皮膚がやぶけて出血してしまいます。
指同士が接着してしまったときも接着剤が硬化するまで待ってから、お湯の中でもみほぐしていきながらゆっくりと剥がしていきます。
もしアセトンまたはマニキュアの除光液がある場合は、接着面に垂らしていくと瞬間接着剤が柔らかくなっていって剥がれやすくなります。
瞬間接着剤が目に入ってしまったとき
瞬間接着剤が目に入ってしまったときは絶対に目をこすってはいけません。もちろんアセトンまたやマニキュアの除光液を使用することも厳禁です。
まずは十分な流水で目をあらってから、眼科医の手当てを受けるようにします。
接着したいもの以外に瞬間接着剤がついてしまったとき
接着するもの以外の場所に瞬間接着剤がついた場合は、すぐに拭き取ったあとに「瞬間接着剤剥がし剤」を使って表面をキレイにしていきます。
接着剤が固まる前なら、瞬間接着剤剥がし剤を浸した布で拭き取ればすぐにキレイになります。
固まってしまった場合は、瞬間接着剤剥がし剤を垂らしてからしばらく待って、柔らかくなったら取り除きましょう。
ただし衣類などに染み込んでしまった瞬間接着剤を落とすことは不可能です。
瞬間接着剤で接着したラジコンカーのタイヤを剥がす方法
ゴムタイヤのインナーやホイール、スポンジタイヤのホイールを再使用するときの剥がし方を紹介していきます。
ゴムタイヤのインナーを再利用するときは、タイヤをカッターかハサミで切り取ればインナーを取り出せます。ホイールを再利用するときは容器に入れたアセトンの中に一晩浸けておくとタイヤとホイールが剥がれます。
※インナーをアセトンに浸けると特性が変化してしまうので注意してください。
ABS樹脂のようにアセトンで悪影響を受けてしまう材質のときは、沸騰したお湯の中にホイールを入れて煮込んでいくとタイヤとホイールが剥がれていきます。
スポンジタイヤのホイールを再使用するときも、容器に入れたアセトンの中に一晩浸けておくか 沸騰したお湯の中にホイールを入れて煮込んでいけば、タイヤとホイールを剥がすことができます。
アセトンはホームセンターなどの塗料コーナーで入手できます。しかしタイヤ剥がしをするときは大量のアセトンが必要なので、塗料店で購入した方がはるかにお得です。
※塗料店でアセトンを購入するときは、使用用途の記入と署名・捺印が必要になることがあります。未成年者は購入不可です。