ラジコンカーは速く走れないとつまらない?

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RCカーをやるなら速く走れないとつまらないのかという質問

今までヘリや飛行機などの「空モノ」ラジコンをしていて自信がないのですが、やはりラジコンカーだと「速くならないとつまらない」ものでしょうか?

いや、自分の経験から言えばそうでもないようです。

まあ速いに越したことはないんですが、この私がこれで結構楽しんでいますから。なにせラジコンカーは奥が深いので楽しみ方もいろいろありますよ。

ラジコンで勝つのが楽しいのか走るのが楽しいのか

どうもここら辺で分けて考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

例えば私は囲碁もしますが勝っても負けてもあまり気にはしない方です。

囲碁で何回勝っても打ち方が単調だったりすると飽きてしまいますし、負けても内容的に面白い対局だとおおお、すごかった!などと楽しかったりします。

RCカーのレースで勝つ楽しみ

RCカーのレースに出るならたしかに「速い方」が楽しいですから、そこを目指す方々はそれなりに努力されています。

先ほどの囲碁の話で言えば強くなるために定石を覚えるとか、ゴルフなら打ちっぱなしに通うという感じだろうと思います。

しかし私の場合は「おお!今回ばかりは周回遅れにならずに済んだではないか!」とか「今回はリタイヤしなかったぞ!」など、自分なりの目標をクリアすることで楽しみを見出します。

安定して周回していれば遅くても勝つことあり

レースになると皆さん張り切って走りますから、先行しているマシンがクラッシュすればビリを免れたり、先頭集団がぶつかり合ってひっくり返ったりするものでその間に抜いちゃったりはありえます。

もっともこうなって後ろから追われる立場になってしまうと、私はパニックに陥ってライン取りがメチャクチャになり結局は抜かれるのです。レースでは安定して周回するのがベストだとわかってはいるのですが。

負けず嫌いの方がRCカーレースに向いているか

ほぼ一緒にRCカーを始めた方がいて、いつも「自分は負けず嫌いなんです」と公言されていました。しかし途中で突然「ラジコンカーやめた!」と宣言されました。

その理由は「抜かれたり負けたりすると腹が立って仕方がないので精神衛生上よろしくない」だそうでして、なるほどそう言われればそうなのかもねと納得いたしました。

しかし「負けず嫌い」の方でも多くは「ドリフト」をされますよね。ドリフトは速い遅いではなくて「自分の理想のドリフト」を追及している感じで、それぞれの美学の追及みたいなところがあるようです。

RCカーで走るだけでも楽しい

私の場合はどちらかと言えばこちらの方なので、平日無人のサーキットに行っても楽しめます。

RCカーのボディで楽しむ

「あんたまたボディ変えてきたの?」と言われるほどボディがスキなので、とっかえひっかえいろんなボディを作ります。そのたびに「おおおおお、フェラーリだぜー」とか「たまにはセダンもええなあ」などと一人で走らせては楽しんでいます。

基本的な走り方がマスターできれば、ボディ形状も走り方に大きな影響を与えていることが実感としてわかります。

ときにはボディを優先させるためにセッティングを変更する必要まであるので、レースで勝つことを中心に考えている方々は「空力的に有利な」ボディを使います。

「まあタミヤのライキリが無難」だそうで、「ライキリ?」そんな車があったっけ?と首を傾げていたのですが、これはタミヤのミニ四駆のデザイナーの方が開発されたものだそうで、そう言われれば顔つきがなんかミニ四駆っぽいです。

ライキリGT スペアボディセット

タミヤ RCスペアパーツ No.1585 SP.1585 ライキリGT スペアボディセット 51585

夕方や夜間は車体が見にくいので、私はレース用のライキリボディは蛍光イエロー一色で塗りたくっています。色々試したのですが結局それが一番見やすいようなので。

RCカーのオプションパーツで楽しむ

例えばタミヤのMシャーシの中では、M-07はなんだかM-05までとは違ってどっちかというともう競技車じゃん、というクルマで「ドノーマル」で走ってしまいます。

特別手を入れなくてもいいのですが「それじゃヤッパつまんないねえ」となって結局アルミのオプションを入れたりします。

どのシャーシも基本的には樹脂ばっかりなので、こう金属金属してくるとそれだけで「カッチョエエなあ」と自分でほれぼれするのです。下はアルミアップライト。

OP.1253 M-05Ra フロントアルミアップライト

タミヤ ホップアップオプションズ OP.1253 M-05Ra フロントアルミアップライト

RCカーのセッティングで楽しむ

もちろん速く走るためにセッティングは重要です。しかし基本的な走り方がわかると「今日はサーキットのグリップが弱いから重くしてみよう」とか、これは私とその同類の方数人しかしないですけど、わざとリアを滑りやすくして「パワースライドじゃあ!」などと喜んだりしています。

わざわざ走りそうもないシャーシをヤフオクで入手しては、チマチマいじりまわして「ほらー!走るようになったー!」と叫んだりしています。こういう方々はダイスキです。

RCカーの楽しみ方は人それぞれ

自作のドローン

上の画像はフル自作のドローンで、フレームは全て3Dプリンターによる打ち出しです。

ドローンにはまり込んでしまうとこうなりましたという実例ですが、GPSと気圧センサーで見事に一点に静止してくれるのです。確かに達成感はあったもののこの先どうするかと言えばもうほぼなんもないっす。

いや、ホントにどうしたものか。もうビスとか錆びてるし、可哀想に。

ラジコンの中でも奥が深いRCカー

その点RCカーは、セッティング一つで色々と表情を変えてくれるので「こ、これは奥がフカイゾ!」とはまり込んでいる最中です。

ラジコン飛行機はちょっとどこかいじってこう変わりましたとかないですし、自作機は途方もない労力が必要なのでめげます。

RCカーはあまりお金がかからない

これもまた魅力です。最初に必要な機材を揃えるにはそれなりの投資が必要ですが、ヘリほど高価ではないですし壊れたとしてもパーツ交換程度で直りますから、そんなに維持費が必要なわけでもありません。

ラジコンヘリやドローンなどの「空モノ」全般をしていたときは、「RCカーってどこが面白いんだろうか?」とその魅力がわかりませんでした。しかし今はもう興味深いことはなはだしいです。同様に空モノはしてたけどRCカーはどうなの?という方には是非お勧めしたいです。墜落しませんしね!
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