この記事の目次
なぜラジコンカーのトップドライバーは操縦が上手いのか
ラジコンカーのレースに出場すると、なかなか思うように走れないのを感じます。
それと同時に、トップレベル選手達のテクニックを目の当たりにして驚くかもしれません。
ラジコンカーの操縦が上手い人たちにはいくつかの共通点があります。
このことを頭に入れて練習に励めば、RCショップが主催するクラブレースでAメイン進出を目指せるようになるかもしれません。あとは本人次第ですが、全日本での上位入賞も可能です。
ラジコンカーの操縦が上手い人の特徴
- 真っ直ぐ走らせるのが上手い
- ラジコンカーの動きを予測して操縦している
- 見ている視野が広い
意外かも知れませんが、この3点が操縦が上手い人の共通点として挙げられます。
ラジコンカーを真っ直ぐ走らせる
サーキットの直線部分を観察していると、真っ直ぐストレート走行しているマシンがかなり少ないことに気づくと思います。中にはS字走行を繰り返しているマシンも見かけることがあります。
しかし操縦している本人は、「真っ直ぐ走らせている」と思い込んでいます。
ラジコンカーの操縦で一番簡単に見えて、実は一番難しいのが真っ直ぐに走らせることです。
ほとんどの人は、真っ直ぐに走らせる練習をしていません。
しかしラジコンカーを真っ直ぐに走らせるには、プロポのステアリングを微調整する必要があるのでかなりの高難易度です。
ストレートを真っ直ぐ走れるようになればパワーロスが減りトップスピードが速くなります。
また、コーナーとコーナーの繋ぎ区間も最短距離で走るようになるので自然にタイムアップします。
普段はドリフトカーを楽しんでいる人でも、通常のツーリングカー用グリップタイヤに履き替えて真っ直ぐ走ることをマスターすれば、ドリフトでのスライド姿勢がキレイになります。
真っ直ぐ走ることを意識している人は少ないものです。だからこそ真っ直ぐ走る練習をする価値があります。
ラジコンカーの動きを予測して操縦
ラジコンカーにはタイムラグがつきもの。常に先を読む練習をしよう
ラジコンカーを操縦する一連の流れは、
↓
手でプロポを操作
↓
電波を介して受信機に伝わり
↓
サーボ(スピコンアンプ)が作動してステアリングやエンジン・モーターを制御
これらを繰り返しながらラジコンカーを操縦しています。
マシンの挙動を感じてから操作をしても、マシンが次の動作に移るまでにタイムラグがあり、ワンテンポ遅れて反応します。
ラジコンカーの操縦が上手い人はマシンの動きを予測しながらプロポ操作をしています。
行き当たりバッタリでラジコンカーを操縦するのではなく、常に先を読みながら操縦する練習をしましょう。
実車を運転するように視線は常に先を見る
ラジコンカーの操縦が上手い人は、非常に広い視野でマシンを操縦しています。
レース中にコース内でクラッシュがあれば瞬時に場所を把握し、マシンをアクシデントに巻き込ませないようにします。
マシンだけを見て操縦していると目の前の状況しか見えなくなります。
乗用車(実車)を運転しているときのように、視線を常にラジコンカーの先に置いていればコーナリングのアプローチもスムーズにいくし、障害物の回避もできるようになります。
ラジコンカーの練習というと、とかくがむしゃらに走行させればいいと思いがちです。
ラジコンに限らずどんな競技でもそうですが、練習のときに頭を使わないと伸びません。
今回取り上げた3点を意識して練習すれば、あなたもトップドライバーに近づくことができるかもしれませんよ。