この記事の目次
ラジコンカーのタイヤとホイールは接着する必要があります
実車と違いラジコンカーのタイヤはホイールに接着する必要があります。
タイヤとホイールを接着しないでラジコンカーを走行させると、コーナリング中にタイヤが外れてしまうのでまともに走ることができません。
最近では接着済みタイヤが発売されていますが、まだまだユーザーが接着するケースが多いのでしっかりと覚えておきましょう。
ゴムタイヤとスポンジタイヤでは手順が異なります。まずはゴムタイヤから説明していきます。
ホイールの下準備をしよう
ホイールの接着面にバリやランナーが残っていないか確認します。もし残っていたらヤスリやカッターでバリなどを取り除きます。
メッキされたホイールの場合、そのままだと接着剤が弾いてしまい接着できません。
接着面となるホイールのリム面のメッキを丁寧にヤスリで取り除きましょう(必要箇所以外のメッキ面に傷を付けないように注意しましょう)。
ホイールの接着面に付着している油分をブレーキクリーナーを含ませたウエスで拭き取ります。
タイヤにインナースポンジを組み合わせます
タイヤの内側に異物がないことを確認します。
インナースポンジをタイヤの内側に入れていきます。
このとき、指でタイヤを内側から外側に広げるようにグルグルと回してインナースポンジをタイヤに馴染ませるようにしましょう。
タイヤとインナースポンジにIN-OUT指定がある場合には向きを間違えないように確認しましょう。
次にインナースポンジを入れたタイヤをホイールにはめていきます。
インナースポンジが片寄らないように注意して、タイヤを揉んでホイールと馴染ませるようにします。
接着には工具があると便利です
タイヤのサイド部分を押して隙間を作ったら低粘度の瞬間接着剤を流し込みます。接着剤は1~2滴で充分です。
一度で貼るのではなく、数箇所に分けて貼っていきます。
専用の接着アダプターが発売されているので、ひとつ持っていると簡単かつキレイに接着することができて便利です。
接着剤が固まったらタイヤをめくるようにして、タイヤとホイールに隙間がないことを確認します。
接着剤が硬化するまでの間、輪ゴムを巻いてタイヤをホイールに押し付けておくと接着ミスを減らすことができます。
スポンジタイヤを接着するには
1/8エンジンレーシングカーや1/12電動レーシングカー、1/10F-1ではスポンジタイヤが使われます。
両面テープで貼る方法がありますが、コーナリング中の横Gで剥がれやすいので接着剤による接着をおすすめします。
接着前にホイールの表面をブレーキクリーナーを含ませたウエスで拭き取ります。
ホイールにスポンジタイヤをはめ、手で揉んで馴染ませます。
高粘度の瞬間接着剤のノズルをタイヤとホイールの間に突っ込み、接着剤を出しながらノズルをグルグルとホイール外周に沿って回していきます。
接着剤が行き渡るとホイールとタイヤの間からはみ出してくるので拭き取り、反対面も同じように接着剤を流し込んでいきます。
スポンジタイヤの接着には必ず高粘度の瞬間接着剤を使用するようにしてください。
ゴムタイヤ用の低粘度を使うとノズルがタイヤに接着されて使いものにならなくなるので注意しましょう。