子供の頃に高くて買えなかった憧れのRCカーや、懐かしいラジコンカーを再び入手したいと思ったことはないでしょうか。
近年はタミヤや京商などのメーカーが、旧車を現代風にリニューアルして限定再販するようになったため、懐かしのRCカーを比較的容易に手に入れることができます。
しかしそれらは当時の物とは別物ですね。倒産したりマイナーなメーカーのRCカーを入手したくても、通常の販路では流通していません。
そこで今回は昔懐かしいラジコンカーの新車を探して買う方法を紹介していきましょう。
この記事の目次
古いラジコンカーの新品を探す方法
ヤフオクで古いラジコンカーの新品を探す
一番手軽に古いラジコンカーの新品を探す方法がヤフオクでしょう。タミヤ ポルシェ934やブラックポルシェなどの未組み立てキットやトドロキ ロードエース、京商 ファントム20といった創成期の1/8レーシングカーなどが出品されています。
ただしヤフオクで古いラジコンカーの新品を見つけたとしても落札するのは容易ではありません。当時の定価で買えることはほとんどなくて、2～3倍の値段がつくことが珍しくないからです。
お金のことを気にしなければヤフオクでの購入が楽でいいですね。古いラジコンカーの新品キット以外にもプロポやモーター、エンジン、スペアパーツなど広範囲に渡って出品されているので、その気になれば当時の光景をよみがえらせることが可能です。
街中にある模型店巡りをして古いラジコンカーの新品を探す
昔は1学区内に模型店が最低1軒はありましたが徐々に姿を消していき、今では模型店そのものを探すことが難しい時代になってしまいました。
それでも昔から営業を続けている老舗の模型店が存在するので、熱意があれば古いラジコンカーの新品を探せるかもしれません。
狙い目は廃業してしまった模型店です。商売は畳んでも活動していた当時の在庫を残したままにしていることがあるからです。
でもこのような情報はラジコンカー業界に精通している情報通でないと得られないかもしれませんね。私もある程度の情報を掴んでいますが、あるところにはまだまだたくさんのお宝が眠っていますよ。
世界のRCショップに目を向けて古いラジコンカーの新品を探す
世界のRCショップに目を向ければ、レアな古いラジコンカーの新品が普通に売っていてとても驚かされます。
もし海外旅行のついでにRCショップ巡りを計画するなら、香港にある「廣華街（Kwong Wah St.）」に行ってみることをおすすめします。
廣華街は日本の秋葉原のように多くのRCショップが集結している地域ですが、その中の「Hec Limited」というRCショップに行くと目を疑うようなコンディションを保たれた数々の古いラジコンカーの新品に出会えるはずです。
それではHec Limitedで販売されている古いラジコンカーの新品をいくつか紹介していきましょう。
言わずと知れたタミヤ ポルシェ934RSRの新品キットです。40年以上前の製品ですね。このポルシェ934RSRからタミヤRCカーの歴史が始まりました。
タミヤ B2Bレーシングサイドカーです。1979年に発売されたキットです。前1輪、後ろ2輪の3輪車で前輪がオフセットしていたために、左右でステアリング特性が全く異なる操縦性を示したモデルです。このB2Bは再販されていないので当時の新品キットは超レア物ですね。
1970年代～1980年代にかけて起こったラジコンカーブームのときはタミヤを筆頭に数多くのプラモデルメーカーがRCカー事業に参入していました。
オオタキもそんなプラモメーカーのひとつで、このBMW3.5CSLはタミヤ ポルシェ934RSRを手本にしたようなモデルです。レア度でいえばポルシェ934RSR以上なのかもしれません。
AYK RSiサイクロンです。
1983年に当時の名門メーカーである青柳金属工業（AYK）から発売されたキットですが、4輪独立サスペンションを持つ1/12電動レーシングカーとして世界中から注目を集めました。
走りのほうは期待外れな性能でしたが、与えたインパクトはとても強くて、今でも記憶に鮮明に残っているモデルです。
世界の石原直樹が興したR&Dイシハラ第2弾のモデル、NX201ロードランナーの新品キットです。設計を石原直樹、製造元はAYKが行っていました。
１/12電動レーシングカー全日本選手権で石原直樹のロードランナー、高麗淳一のファントム4WD、広坂正美のアルフによる優勝争いは今でも語り草ですね。
上記のキットに興味がある方はHec LimitedのFacebookに問い合わせてみましょう。
世界にはまだまだレアな古いラジコンカーの新品が存在します。また何か情報を得ることができたらブログでお伝えしますね。
