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RCカーのESC(アンプ)はモーターの種類によって使い分ける
電動RCカーのモーターはブラシ付きとブラシレスがあって、それぞれに対応したESC(アンプ)を使わなければなりません。
ブラシ付きモーター用のESCとブラシレス用のESCは、まったく仕組みが異なるので互換性はありません。
そこで今回はラジコンカー用ESC(アンプ)の種類や仕組みについて紹介していきます。
ブラシ付きモーター用のESC
ブラシ付きモーター用のESCは、バッテリーの電圧が流れている時間(オン)と流れていない時間(オフ)を制御してモーターのスピード(回転数)をコントロールします。
パルス制御によって電圧が流れている時間を短くするとモーターが低速で回転して、電圧が流れている時間を長くしていくと高速回転するようになります。
バッテリーの電圧が常にモーターに送られている状態が最高速です。
ブラシ付きモーター用のESCの仕組みを要約すると、送信機のスロットル位置に応じてバッテリーの電圧を高速でオン・オフ制御して、モーターの回転をコントロールする電子機器ということです。
ブラシレスモーター用のESC
ブラシレスモーターにはブラシとコミュテーターが付いていません。
そのためブラシ付きモーターのように、電圧をパルス制御してモーターの回転数をコントロールすることができません。
ブラシレスモーター用ESCはモーターの磁界を制御して回転数をコントロールします。
物理的な電気抵抗や電気ノイズが発生しないので耐久性や効率に優れているのが特徴です。
ブラシレスモーター用ESCはモーターコードが3本あり、センサーコードも必要です。
ブラシレスモーター用ESCにブラシ付きモーターを接続しても回転しません。
ブースト・ターボ機能でパワーアップ
ブラシレスモーター用ESCにはブースト・ターボ機能がついているものがあり、モーターのパワーや特性をコントロールできます。
ブースト機能
モーターのトルクを増幅させる機能です。設定したタイミングで加速力をアップできます。
ターボ機能
モーターの回転数をアップさせる機能です。この機能を使うことにより最高速を伸ばすことが可能です。
RCカーのESC(アンプ)の選び方・注意点
ESC(アンプ)は使うモーターに適合するものを選びましょう。高性能モーターに換装するときは、ESCが適合しているのか必ず確認してください。
特にブラシレスモーター用ESCは対応ターン数の上限設定があって、使用できるモーターが限られています。ESCの仕様をチェックして、使用可能なターン数を確認しておきましょう。