ラジコンカーのメカ積みはキレイに行う
ラジコンカーの組み立てで、もっともセンスの差が出るのがメカ積みです。
速い選手のマシンを見ると、例外なく無駄がないキレイなメカ積みを施されています。
なぜかというと、雑なメカ積みは見た目が悪いだけではなく、トラブルの原因になることを彼等は知っているからです。
たとえば受信機やスピコンアンプを整列させて搭載していれば、両面テープが剥がれかかって間隔がズレるのですぐに発見できます。
また、配線コードやサーボのリード線がダラーンとなっていると、回転部分に巻き込まれたり路面に擦られて断線~ノーコンの恐れがあります。
速いマシン作りの第一歩は、キレイなメカ積みからと覚えておきましょう。
サーボを搭載する
サーボを搭載する前に一度、送信機から電波を出してニュートラルになっているか必ず確認しましょう。
サーボのニュートラルが出てない状態でリンケージを施してしまうと、後々またサーボホーンを外すためにサーボを取り外すことになりかねません。
これが意外とやっかいなことが多いので、サーボホーンを固定する前にはニュートラルになっているのかをしっかり確認しましょう。
サーボを両面テープで固定する場合は、アルコールやクリーナーでしっかりと脱脂してから両面テープを貼るようにします。脱脂が不十分だと案外簡単に剥がれてしまうので注意しましょう。
エンジンカーのサーボ固定はネジ止めですが、サーボの耳にはゴムグロメットとハトメを必ず装着してください。
よくサーボがグラグラするからといって、グロメットを使わずにダイレクトにネジ止めする人がいます。しかしエンジンの振動は想像以上にサーボへ影響を及ぼすので、間違いなくサーボの寿命を縮めます。
サーボがグラつくように見えても、サーボホーンの回転方向には動かないのでニュートラル保持には全く影響ありません。
エンジンカーでは必ずグロメットとハトメを装着して、固定ネジは強く締めすぎないことを覚えておきましょう。
スピコンアンプは配線コード長さに注意しよう
スピコンアンプの配線コードは、引っ張ったり余り過ぎたりしないように少しずつカットしていきましょう。
特にダイレクトドライブ(DDレーサー)では、リア周りのロールに配線コードが邪魔をすると走りに多大な影響を与えてしまいます。
フリー状態で無理なくロール、ピッチィングができるように、最適な配線コード長、取り回しにしてください。
当然ながらプラス・マイナスを間違えないように配線しましょう。
メカ類のリード線は細心の注意を払おう
サーボやスピコンアンプ、受信機スイッチなどのメカ類リード線は、路面に接しないようにして可動部に巻き込まれないように最大限の注意を払って束ねてタイラップで縛っておきましょう。
束ねるときには全てのリード線をまとめるのではなく、サーボやスピコンアンプを取り外すことを考慮して束ねるようにします。
リード線を束ねるのがイヤな場合は、プロポメーカーに依頼すれば指定の長さにリード線を加工してくれます。費用はかかるし、他のマシンに乗せ換えの際には再加工が必要になりますが非常にスッキリした配線にすることができます(自己責任で行うこともできますが、私は自分で加工していました)。
エンジンカーではリード線を可能な限りパーツ類に接しないようにしましょう。
なぜかというと、振動でリード線の被覆が破れてリード線が剥き出しになることがあるからです。
なおリード線と受信機アンテナ線を一緒に束ねるのは厳禁です。ノーコンの原因になります。