RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

RCカー初心者でも無理なく扱える電動バギーの復刻版が登場

グラスホッパーの後継車として1988年に発売された「グラスホッパーⅡ」は、ラジコンカー初心者に最適な入門用バギーとして一世を風靡したモデルです。

そんなグラスホッパーⅡの基本構成を生かしたまま細部をブラッシュアップして復刻した2017バージョンが登場しました。

RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

電動オフロードバギーの魅力は走る場所を選ばずにどこでも楽しめることですが、近年のバギーは複雑かつ高速化が進んでRC入門者には敷居が高いカテゴリーになりつつあります。

しかしグラスホッパーⅡはシンプルな構造で組み立てやすく、速すぎないスピードでラジコンカー初心者でも操縦しやすいモデルです。

グラスホッパーⅡでラジコンカーの基礎を学ぶ

タミヤ1/10電動RCカー グラスホッパーⅡ(2017)

RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

どんなに速くて高性能なマシンでも、取り扱いがシビアで高度な操縦テクニックが要求されるようではRCカー初心者向きとはいえません。

グラスホッパーⅡはシンプルでタフなシャーシ、380モーターによる適度なスピード、後輪駆動ならではの操縦性によって無理なくラジコンカーの基礎を学べる1台です。

RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

ABS樹脂製のシャーシは、多少のクラッシュやハードな走行でも余裕で耐えられるバスタブ形状となっているので、RCカーの操縦に慣れていない入門者でも安心です。

全体の構成もシンプルなのでRCカーの専門知識がなくても組み立てやすく、容易に整備や修理ができる構造になっています。

RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

フロントサスペンションは左右独立したスイングアクスルタイプ。

フロントサスペンションはクラッシュによって壊れやすい箇所ですが、部品点数が少ないシンプルな構造なので修理も簡単です。

操縦に慣れてきたらオプションで発売されているCVAオイルダンパーに交換してみましょう。

RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

リアサスペンションはロールとピッチング方向が自由に動くリジットアクスル。

ギヤボックスが一体化された密閉式なので、砂塵を巻き上げるオフロード走行でもギヤの損傷を最小限に抑えることができます。

タイヤはフロントが4本リブのナロータイプ、リアがワイドなスパイクタイヤ。

ギアボックスに内蔵されたデフギアと相まって、スムーズでグリップ力のあるコーナリングを実現しています。

おすすめのプロポ

グラスホッパーⅡにおすすめなプロポはファインスペック2.4G

グラスホッパーⅡは組み立てキットです。

RCプロポや走行用バッテリーなどを別途購入することになりますが、タミヤが発売しているファインスペック2.4G電動RCドライブセットがおすすめです。

タミヤ ファインスペック2.4G電動RCドライブセット

RCカー復刻版・タミヤ「グラスホッパーⅡ」をレビュー

ファインスペック2.4G電動RCドライブセットには、ホイラータイプの送信機の他にステアリングサーボと受信機、アルミヒートシンク付きのESC(スピードコントローラー)が付属します。

ESCはバック走行もできるので、壁にぶつかったときの脱出時に便利です。

セットには走行用の7.2Vバッテリーと充電器が付属するので、ひとつひとつ買い揃えるよりもお得です(送信機用単3電池4本は別売りです)。

ファインスペック2.4Gは最新の2.4GHz帯を採用したプロポなので、複数台の同時走行でも混信の心配がありません。

送信機のグリップが太いとスロットルレバーに指が届かないことがありますが、ファインスペック2.4Gの送信機はグリップ太さの調整ができるので手の小さい方でも安心です。

 

ラジコンカーを始めたくても、速すぎる・複雑・高価で二の足を踏んでいる人が多いようです。たしかに近年のRCカーは高性能になったものの、入門者が扱うには難しすぎるかもしれません。今ラジコンカーを始めるなら、シンプルで壊れにくいグラスホッパーⅡがおすすめです。
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