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ラジドリの2駆と4駆の違い・メリット・デメリット
ラジドリの駆動方式の違いでどんなメリットがあるのか
4輪駆動(4WD)からスタートしたラジドリですが、等速~ケツカキを経て2輪駆動の通称「2駆ドリ」が登場しています。
当初は不可能といわれていたRWD車によるドリフトが容易になったのはジャイロの効果が大きいようです。
しかしこれだけ様々な種類があると、ラジドリ初心者がどの駆動方式から始めるべきなの悩んでしまうと思います。
そこで今回はラジドリの2駆と4駆の違いやメリット・デメリットについて紹介していきましょう。
4駆(4WD)のラジドリ
ラジドリ創成期からある駆動方式が4駆(4WD)です。
4駆で始まった理由は、もともとグリップの4WD 電動ツーリングカーをベースとしていたことと、2駆だとスピンの連続でまともにドリフトが維持できなかったからです。
4駆にはギアとシャフトで駆動する「シャフトドライブ」とプーリーとベルトで駆動する「ベルトドライブ」の2種類があります。
さらに前後タイヤの駆動比率の違いで「等速」と「ケツカキ」に分類されます。
等速
前後タイヤの駆動比率が1対1になっているものを「等速」とよんでいます。4WD 電動ツーリングカーをベースとしたラジドリのほとんどが等速です。
等速のメリットは安定性の高さです。
リアがスライドしてもフロントが引っ張るので、カウンター量が少なくてスピンしにくく、走行が安定します。
等速のデメリットはドリフト中の動きが実車とは違う点です。
どうしても4WD ラジコンカーの動きになってしまって、実車のドリフトのような動きにはなりません。
ケツカキ
前輪より後輪の駆動比率を高めたものを「ケツカキ」とよんでいます。
ラジドリ特有の駆動比率と思われがちですが、4WD車誕生当時からトライされていた昔からある駆動比率です。
ケツカキのメリットは前輪より押し出す力が強い後輪をカウンターステアで制御するため実車のドリフトに近い動きが再現できることです。
またドリフト状態を維持したままの飛距離が長くて、スピードの速い豪快なドリフトができる点が魅力です。
ケツカキのデメリットは等速よりもコントロールが難しく、それなりのテクニックが必要になることです。
ラジドリ初心者がいきなりケツカキでチャレンジするのは敷居が高そうです。
2駆(2WD)のラジドリ
前輪または後輪のいずれかを駆動させるラジドリを「2駆ドリ」と呼びます。
前輪駆動(FWD)のものを「Fドリ」とよんだりしますが、通常2駆ドリといえば後輪駆動(RWD)のことです。
RWDによるドリフトを可能にしたのがジャイロの搭載です。
ジャイロ自体はラジコンヘリコプターで使われているものの転用であり、その有効性はすでに証明されていました。
スピンの連続でまったく使いものにならなかったRWDでドリフトが容易にできるようになったのは、ジャイロによるステアリングサーボの補正によるものです。
2駆ドリが普及してからは専用シャシーやジャイロ、サーボが販売されるようになって、新たなカテゴリーを確立しています。
2駆ドリのメリットは実車そのもののドリフト姿勢です。
比較的低い速度からドリフト姿勢を維持できるので、スケールにマッチしたより実車感のあるドリフトが可能です。
2駆ドリのデメリットはセッティングの難しさです。
サスペンションやジャイロのセッティングができていないとまともにドリフトできません。
特にジャイロのセッティングが重要で、適切な感度補正が肝になります。
セッティングが決まった2駆ドリならラジドリ初心者でも楽に操縦できます。
しかしRWDでまともにドリフトができるか否かはあなたのセッティング能力次第です。