この記事の目次
「ラジコンカーの塗装を失敗した」という人柱的な実例です
ポリカボディの塗装は夏場晴れている時が一番よろしい。つまり気温が高くて湿度が低い時。
これはまあそうなんだろうなあと常識的には思うのですが、この冬場でも作りたいっちゃ作りたいですし、思うように晴れていて時間もあるとはいかないもんで、こちらを当サイトのライターRC CAR KEIGOさんの記事通りに試してみたという実験です。
そもそもの正しい「RCカーの塗装方法」はこちらの記事。
➤➤ラジコンカーのボディの塗装方法【ポリカ・クリヤー・スチロール】
補修の仕方はこちらで解説されています。
➤➤RCカーのボディ塗装を失敗したときの修正方法・剥がし方【ポリカ・ペイントリムーバー】
RCカーの塗装をするときはマスキングテープ代を惜しまないこと
私自身RCカーをいくつか作ってはいるのでこれには懲りています。
しっかり貼ればマスキングテープなんかどれでもいいんでないの?と最初は100均のでもよろしかろうと使ってみました。
これはこれで一見使えるように見えて、スプレー缶で吹き付けるまでには微妙に剥がれてくることが多く、塗料が隙間から入り込んできます。
こんなにたくさん買ったんに全てが無駄になりましたよ。
くやしいので残りはワッカにしてそこは辺に貼っておいて工作時に細かなネジ類をなくさないようにそこに張り付けるという流用法を思いついたのですが、保存年限も悪いようでそのうちほとんどのテープはネタネタと気色悪い状態になってきたのでもう捨てましたけど。
お店に在庫がない場合の方が多いという立派など田舎に住んでいるもんで本当ならこれを使いたいのです。一番信用できます。曲面用も重宝しますが無いものはしょうがないのでホームセンターので我慢してます。
RCカーの塗装は「ボディ一つに一缶」使いきるとベスト
とは言うものの私もそういうところはケチなので黒とかブルーなど、寒色系は何度かに分けて乾かしたのちにまたスプレーで光にかざして概ね透けてなければ裏打ちとしてだいたいは最後に「シルバー」を吹き付けています。
これをしないとその時はよろしく見えても日差しが強い日は走らせていてボディが透けて見えて悲しいので。
一缶使いきるほど重ねて吹いてからなら心配ないのですが最初の色をケチるとこの裏打ちが透けたり混じったりしてしまいます。まあ好みの問題でスカスカのまんま走らせている人もいますし。
しかし黄色や赤の暖色系はあからさまに透けて見えるのでこれはもったいないなあ、と思いながら1/10ツーリングのボディだとだいたい1缶使いきる覚悟で吹いています。
その都度どこが薄いのか光にかざして確かめながら。またガンメタルなどのメタリック系は裏打ちを吹くと、溶剤で溶けて表面にすばらしい模様が出来たりします。
しかしこれも隠蔽率は高いものの、私は厚めに吹いて一晩置いてから裏打ちを吹くようにしています。
人によっては裏打ちは寒色系はブラック、暖色系はブライトシルバーだったりします。
その方が発色が良いとは言われているのですが私には並べてみないとよくわからないレベルなのでまあいいのです。
奥まった部分は要注意
スプレーされる塗料の方向の問題でボディの奥まったところ、例えばフロントグリルやリアバンパーなどには塗料がなかなか届きません。
一回溜まるほど吹き付ければいいんでないか?と分厚く吹いてみましたが、流れてしまって逆に薄くて透ける部分ができてしまったので無駄なようでした。
ボディ内にスプレーの口を入れる感じで吹き付ける面に直角近くなるように何度も吹くしかないようです。
RCカー塗装における私の失敗談
これがRCカー塗装の失敗例です
F1のボディですがブライトレッドを吹いたのち、十分乾いたつもりで上からブルーを吹きました。しかし多めに吹きすぎて溶剤が元の赤まで溶かしながら混ざり合ってしまったようです。
うーむ、シールでごまかすとか、表からスプレーするとかするかなあ、なんかしかしイヤですねえ。もう人柱的に直すかどうか実験してしまいましょう。
ちなみにうまくはないでしょう?そうなのです。何に限らず「スキ」ではありますが「うまい」ではないのです。
なので私の記事で紹介する方法は、全て皆さんならもっと上手にできるはずなのである意味役に立つと思っているのです(はみ出した部分を溶剤で拭き取ってみた)。
RC CAR KEIGOさんの記事では、400番ヤスリかマイナスドライバーで削るべしと書いてありました。
でも紙ヤスリは入らない狭さだし、ドライバーは手元にデッカイのしかないし、この際記事にあった溶剤で拭き取ればいいんでないの?と試してみました(実はこれがまずかったのですが)。
この100均の綿棒は軸がストローみたいな樹脂で、耳掃除用としては不満が残るもののこういう作業には便利でしてなんせ400本100円ですもんね。これだけは惜しみなく使えます。
こんな風に徐々に拭き取っていったのですが、結局赤と青の境界線の部分で溶けた塗料が微妙に混ざってしまいまして、とうとうこんな風になっていきましたよ。
で、マスキングしてから数回に分けて赤を吹いてみましたが、どうあがいても境界線部分で「青」が残って滑らかに赤になってくれません。
この時点で私は既に半泣きという状態なわけですが、とにかくどうにかせにゃならんので赤の部分は全面的に拭き取ってしまいました。
そんでもってまたマスキングして青から吹いたのですが、このサキッポの部分はどうにもマスキングしづらいですね、またもやこんなんなりました。ちょっとだけ死にたくなります。
しかしこの程度ならどうにかなるんでなかろうか?爪楊枝では作業できないような奥なので割り箸の先を削ってみましたよ。完全に乾く前ならこれが意外と使えました。
今度は失敗しないように「赤を一瞬一吹きしたら数時間置いて」を繰り返して、どうにかこうにかここまでは修復できました。これが2回目くらいです。
RCカーのボディ塗装の補修「結論」
塗り終わっている部分の塗料が溶けてくるので、やはり補修の際はRC CAR KEIGOさんの記事通り、紙ヤスリやドライバーで削り取る方が正解のようです。
傷がつきそうな気がするのですが、裏からスプレーするから構わないのかしらん?今度試してみましょう。
そうして小さなはみ出しだからといって一回のスプレーで済まそうとすると失敗するので、面倒ではありますが時間をおいて何回にも分けて吹く必要がありそうです。