ラジコンエンジンカーに必要な予算を考える
電動カーとは違って、ラジコンエンジンカーは準備しなければならないものがたくさんあります。
電動カーの感覚でエンジンカーの購入検討してみたけど、思った以上に必要なものが多くて予算をオーバーしてしまったということがあります。
特にエンジン周辺のものは、ある程度の知識がないと揃えることが難しいかもしれません。
でもスターターやプラグヒートなどは一度購入すれば使い回しが利くので、揃えておけば次からは電動カーとあまり大差ない予算でエンジンカーを楽しむことができます。
迫力あるエンジンカーの走りを楽しむ前に挫折することがないように、必要なものと予算を把握しておきましょう。
キットの値段はエンジン、電動で大差がない
ラジコンのエンジンカーは高価というイメージがありますが、キットそのものの値段は電動カーとあまり大差がありません。特にレース用車両になると電動カーのほうが高いものもあります。
エンジンカーで予算を左右するもののひとつに、キットにエンジンが付属しているか否かがあります。
入門用のエンジンカーにはエンジンが付属しているものもありますが、基本的にはエンジン別売りと思っていたほうがいいでしょう。
一般的な1/10ツーリングカーで使用される12エンジンでも、人気の1/8GTカーの21エンジンでもエンジン単体の値段はそれほど違いがありません。
高価なものはキリがありませんが、およそ20,000~50,000円ほどです。
エンジンにプラスしてマフラー・マニホールドが必要です。これも排気量での値段の違いがほとんどなく、10,000円程度になります。
その他のプロポやボディ、タイヤといったものの値段も電動カーとほとんど同じくらいです。
充電器などは高機能を必要としないので、むしろ安価なもので充分なくらいです。
エンジンカー特有の周辺機器を頭に入れておく
エンジンカーに必要なものがスターターです。
エンジン本体にリコイルスターターを装備したものもありますが、基本的には外部スターターによりエンジン始動をします。
エンジン始動にはプラグヒートが必要です。
これはリコイル付きエンジンでも必要なものでラジコン用グローエンジンには必需品です。
スターター+電源バッテリー+プラグヒートでおよそ15,000円~20,000円です。
スターターの電源には7.2Vバッテリーが2パック使用されていることが多く、電動カーの走行バッテリーを流用することも可能です。
もうひとつエンジンカーに必要なものが燃料です。
カテゴリーにより要求されるニトロ含有率が異なりますが、2Lで約3,000円程度です。
燃料は多い人だと一日で4L程度消費することもあります。電動カーのバッテリーとは違って、走行距離が増すごとに燃料代がかかるので注意が必要です。
これらを総合するとラジコンエンジンカーを始めるための予算は50,000~60,000円程度からといえるでしょう。
エンジンカーの維持費も考慮しておこう
エンジンカーでも維持費が必要です。
たとえノークラッシュで走行を終えたとしてもタイヤ代や燃料代がかかってきます。
ラジコンカーの維持費で一番お金が掛かるのがタイヤ代です。
これは電動、エンジン、オンロードオフロードに関わらず全てのラジコンカーに共通します。
自分がラジコンカーを楽しむのに「一か月にいくら必要か」をきちんと把握しておくのが、ラジコンカーを長く楽しむための秘訣です。
➤➤ラジコンカーの種類はどんなのがあるの?[エンジンカー編]も参考にして自分に合った予算を立ててみましょう。