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ラジコンカーのキットを組み立てるときは取扱説明書をよく読む
ラジコンカーのキットを組み立てるときに、一番のポイントはラジコンカーの取扱説明書(取説)をよく読むことです。
はやる気持ちを抑えて、まずは最低3回は取説を読みましょう。
構造を知っておけば、ラジコンカーの組み立てミスを防げるし、なにより出来上がりに影響します。
手持ちの工具の確認
手持ちの工具でラジコンカーの組み立てが出来るのかを確認します。
適合しないサイズの工具を使うと、たとえばネジの頭に対して小さいサイズのプラスドライバーで締めたりしたときに、頭をなめてしまってネジを締めることはおろか、緩めることもできなくなって部品を買い直すはめになりかねません。
工具が合わなかったり足りないようなら、ラジコンカーの組み立て作業を中断してホームセンターなどへ買いにいきましょう。
ネジの締め込みかたでラジコンカーの性能が左右される
キットの組み立てはネジの締め込み作業が大半です。
ネジの締め込みかたで性能が左右されると言っても過言ではありません。
基本はとにかく対象物のネジ穴に対して「まっすぐ締めこむ」こと。一度でも斜めに締めこんだらアウトです。
タッピングネジは締め込んでいって止まったらそれ以上締めない
樹脂パーツに使用されるネジはタッピングネジとよばれる「ネジ山が粗いネジ」を使用することがほとんどです。
タッピングネジは通常のバインドネジと違って、ネジ自身で対象物にネジ山を掘っていきます。タッピングネジの特性をよく理解しておきましょう。
ポイントは、タッピングネジは締め込んでいって止まったらそれ以上締めないことです。それ以上締め込むと、対象物のネジ山を破壊して部品を壊してしまいます。
セルフロックという緩み止め効果があるので、緩む心配をして馬鹿力で締める必要はありません。
バインドネジは力一杯締める
金属パーツやナットに対しては通常のバインドネジが使用されています。バインドネジは力一杯締めましょう。箇所によっては緩み止めにネジロック剤を塗る指定があります。取説に従いましょう。
なお、可動させる場所には「ナイロンロックナット」が使われています。この場合は可動させられるギリギリまで締め込みます。ナットに埋め込まれたナイロン樹脂の効果で緩んでくることはありません。
イモネジの脱着には六角レンチを使用します
ラジコンカーでは「イモネジ」(またはホーローネジ)と呼ばれる頭が無いネジが使われています。
一般的にはなじみがないので、ラジコンカーの組み立てで初めて目にする人も多いようです。
プーリーやピニオンギアなど、ネジの頭があると邪魔になる箇所に使われています。
イモネジの脱着には六角レンチを使用します。特に1.5mmの六角レンチは舐めやすいので注意が必要です。
ネジの扱いは重要です!
2台を同じように組み立てても性能差が出ることがよくあります。
その理由はネジの締め込みかたの違いによるものがほとんどです。それほどラジコンカーの組み立てにとってネジの扱いは重要です。