なぜラジコンカーのタイヤを削るのか?
ラジコンカーのタイヤにはゴムタイヤとスポンジタイヤ、それにドリフトカーの樹脂タイヤがあります。
オンロードラジコンカーのタイヤは購入時のまま走行させることも可能ですが、表面研磨や径調整をするとラジコンカーがグっと走らせやすくなります。
一見すると難しそうなタイヤ削りも、コツさえ掴めれば意外とカンタンにできます。
特にスポンジタイヤは、径調整でかなり走りに変化が出ます。
タイヤを削るならタイヤセッターがあると便利です
このようなタイヤセッターがあればツーリングカー用ゴムタイヤの表面研磨~1/8エンジンレーシングカーのスポンジタイヤまで整形作業ができます。
少し高価ですが長期間使えるし、径指定すればオートマチックで削るので非常に便利です。
タイヤセッターの原理はタイヤをブレなく回転させることです。
1/10電動F-1のようなダイレクトドライブラジコンカーのリア周りを流用すれば、タイヤセッターを自作することもできます。
ゴムタイヤを削るのは表面のバリを落とすため
ツーリングカー用のゴムタイヤの表面には、パーティングラインと呼ばれるつなぎ目のバリが残っています。
これを落とさずにいきなり高速走行すると、パーティングラインからタイヤが割れてきてしまいます。
パーティングラインはタイヤセッターでナイロン不飽和ヤスリなどを使って研磨するか、ニッパーで切り落としてからタイヤを使うようにしましょう。
この作業をすることによりゴムタイヤの性能が引き出せ、寿命も延ばすことができます。
スポンジタイヤを削る
スポンジタイヤは1/12電動レーシングカー、1/10電動F-1や1/10エンジンツーリングカーと1/8エンジンレーシングカーで使われています。
スポンジタイヤは真円度が重要ですが、購入後のタイヤはブレが出ていることがかなりあります。
また、サーキットに合わせた直径の調整やキャンバー角処理をする必要性があります。
スポンジタイヤを使用するラジコンカーにはタイヤセッターを用意することをオススメします。
径調整のコツは一気に削らないことです。
小さくなり過ぎる可能性もあるし、タイヤ表面の温度が上がりすぎて表面が溶けてしまい、本来の性能が出なくなることがあります。
特にエンジンカーのフロントタイヤは削りにくいので注意してください。
一度に削る量は2~3mm程度にして、丁寧に削っていきましょう。