RCカーのエンジンは始動用具がないと掛からない
ラジコンカーのエンジンは、実車のようにキーをひねったりスターターボタンを押すだけではエンジンが掛かりません。
ラジコンカーのエンジンを掛けるときには始動用具が必要です。
裏方的な役目をする始動用具ですが、エンジンの始動性を左右する重要なアイテムです。
今回はラジコンカー初心者が知りたいエンジン始動用具について紹介していきましょう。
フライホイールを回してエンジン始動のきっかけを作るのがスターターです。
モーターやバッテリーが内蔵されているボックスタイプが主流です。
スターターボックスはモーター位置が縦置き・横置きに対応したものを選ぶと、様々な車種に使うことができて便利です。
リコイルスターターが付いているエンジンでもスターターボックスは使えます。
リコイルスターターにありがちな始動がグズッたときも、スターターボックスがあれば腕が疲れませんよ。
エンジン始動時にプラグのフィラメントを赤熱させるために必要なのが、ポケットブースター(プラグヒート)です。
ラジコンカーのグローエンジンはいわゆる焼玉エンジンなので、エンジンが掛かってしまえばプラグのフィラメントが予熱で赤熱し続けます。
そのためガソリンエンジンのような点火系統は不要です。
しかしエンジン始動時はフィラメントが冷えているので、ポケットブースターなどの外部電源によって電流を流す必要があります。
電流計(メーター)が付いているポケットブースターなら、フィラメント切れが一目で分かります。
特にレース時のエンジン始動は時間を争うので、素早くプラグトラブルを見極めるために電流計付きがおすすめです。
充電はポケットブースター用の充電器を使うか、グロープラグ用変換コネクターを使って急速充電します。
プラグを脱着するためのレンチです。
ラジコンカーのエンジンのヒートシンクは背が高いものが多いので、首が長いカー用のレンチを使わないとプラグまで届かないことがあります。
スプリングやマグネットでキャッチするタイプなら、プラグがレンチから脱落することがないのでとても便利です。
燃料缶からラジコンカーの燃料タンクに給油するときは、直接燃料を注ぎ込んではいけません。
一度燃料ボトル(ポンプ)に燃料を移し入れてから、ラジコンカーの燃料タンクに給油します。
燃料ボトルは250ccと500ccの2種類がありますが、500ccを選んだほうが使い勝手がいいでしょう。