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谷田部アリーナでEPオフ世界戦が行われています
IFMAR主催のEPオフロード世界選手権が、茨城県つくば市にある谷田部アリーナにて10月3日(土)~10日(土)まで開催されています。
今回の世界選手権では2WDクラスと4WDクラスで争われ、それぞれのクラスでのNew ワールドチャンピオンが決定することになります。
日本でEPオフロード世界選手権が開催されるのは今大会で3度目です。初開催は1995年に今回と同様に谷田部アリーナでの開催で、2WDがM.フランシス選手、4WDではM.パピディス選手が優勝しています。
2度目の開催は石川県白山市にある白山一里野RCプラザで開催され、2WDでは日本の松崎隼人選手が、4WDではJ.ティーボ選手がそれぞれチャンピオンに輝いています。
今大会のコースはオフロードならではの「土の上」ではなく、世界選手権では初の試みとなる「人工芝」を敷き詰めたコースでの開催です。近年では主にヨーロッパでカーペットを敷き詰めたコースでのオフロードレースが盛んに行われています。
なぜ、オフロードバギーでカーペットなのかと疑問を持つかもしれませんが、土の上とは違って泥だらけになりませんし、なんといっても路面グリップの高さやコースの維持管理といった面からも選手やコース運営者などから高い支持を得ています。
今大会で用いられた人工芝もカーペットと同様の特徴を持ちますので、非常にハイスピードでクリーンなバトルが期待されています。
もちろん、コースには2連や3連のジャンプやテーブルトップ、波状路などが設定されていて、オフロードならではの空中での姿勢制御のコントロールを目の当たりにできます。
今大会の注目選手は?
世界各国のチャンピオンや有力選手が集結するのが世界選手権です。今大会には世界26ヶ国から選手がエントリーしています。
では、注目選手をピックアップしてみましょう。
ライアン・キャバラーリ(アメリカ)
EPオフロードで4度の世界チャンピオンに輝いた実績を持つ、今大会の最有力選手です。
マーク・ライナート(ドイツ)
EPオンロードで4度の世界チャンピオン、1/12EPレーシングの現役世界チャンピオンです。類稀な才能がオフロードでも発揮されるのか注目です。
*松倉直人(日本)
4度のEPオンロード世界チャンピオンに輝き、現役のISTC王者である松倉選手。心機一転、チーム京商入りした今大会でオン、オフ両部門制覇なるか期待されます。
ジャレッド・ティーボ(アメリカ)
07年4WD、13年2WDの世界チャンピオン。絶好調と噂されているジャレット・ティーボ選手、今大会で3度目のチャンピオン達成となるか。
もちろん、この他にも世界のビッグネームが参戦しています。リアルタイムでは滅多に見ることができない世界選手権ですから、ぜひ現地で観戦してみたいですね。