有名RCカーサーキットの閉鎖が相次いで決定
国内で有名RCカーサーキットの相次ぐ閉鎖が発表されて業界に激震が走っています。
先日、銀行系ファンド傘下で経営再建が決定した京商が所有・運営する「京商サーキット」「Mini-Z R246サーキット」ならびに「RC GARAGE ROUTE246」の閉店が発表されました。
RC GARAGE ROUTE246は開設から9年間とのことですが、京商サーキットは1987年に厚木事業本部を建設した頃からの営業なので30年近い歴史があります。
RCカーサーキットを自社所有するメーカーは世界的に見ても少ないので、京商サーキットの閉鎖は寂しい限りです。
今回の閉鎖は銀行系ファンドによる経営再建の一環と思われますが、レース色の強い製品からの脱却を意味しているのかもしれません。
MINI-Z CUP、KYOSHO CUP、マリンカップ、パワーボードGPなどのレースイベントは今までと同様に開催するようなので、京商ファンとしては一安心ですが今後はいろいろと変化していきそうな気がします。
国内最大規模を誇るホクセイサーキットが閉鎖決定
国内のRCカーサーキットで最大規模を誇るホクセイサーキットですが、こちらも平成30年5月末日をもって閉店すると発表されました。
三重県いなべ市にあるホクセイサーキットは、1/10エンジンツーリングカーや1/8エンジンレーシングカーの全日本選手権が複数回開催された経験を持つ名門サーキットです。
2013年にケイチューンで開催された、IFMAR 1/8エンジンレーシングカー世界選手権で優勝した佐橋忠彦選手が育ったサーキットです。佐橋選手の両親が経営していることでも有名です。
サーキットの規模、設備、周囲の環境面のすべてが整った素晴らしいサーキットなだけに、閉鎖になるのはとても残念です。
ここのところRCカー業界は負の連鎖が続いています。
しばらくは残念なニュースが続きそうですが、以前のような活況を早く取り戻してもらいたいですね。