※この記事の画像は京商株式会社様のホームページより引用させていただきました。
京商の本社に隣接する京商サーキット
KYOSHOブランドで知られ、世界規模で事業展開している京商株式会社。ラジコンメーカーとしては老舗中の老舗で、1963年に創業された企業です。
1987年に神奈川県厚木市に事業本部ビルが建設されたのに伴い、隣接する形で京商サーキットが誕生しました。
ラジコンカーのメーカーが自社サーキットを持つことは当時としては珍しく、世界的に見ても数少ないサーキット所有のラジコンメーカーとして京商は君臨していました。
以前はオンロードとオフロードの2つのコースが存在していましたが、現在ではオンロードコースのみの運営となっています。
テクニカルなレイアウトが特長の京商サーキット
ヘアピンと複合コーナーを連結した形のレイアウトとなる京商サーキットですが、ポイントは3ヶ所あるシケインでしょう。この3ヶ所のシケインは、手前のコーナーを上手に脱出することにより直線的に抜けることが可能です。
しかし、ほぼアクセル全開で通過することになるので失敗した場合のリスクはかなり高くなり、マシンにかなりのダメージを及ぼす可能性もあります。
レースではこの「シケインを如何に直線的に抜ける」かでラップタイムが決まってくるので多少のリスクは許容します。まだコースに慣れないうちは無理してクラッシュしないように甘めのラインで走行しましょう。
路面自体はフラットでキレイなサーキットですが、エンジンカーが走行している場合にはゴムタイヤへのグリップに影響が出るので、独特なノウハウが必要になることがあります。
特に気温の高い夏場でエンジンカーが多数走行しているときはゴムタイヤへの影響が大きくなります(路面に撒かれた排気オイルがヌルヌルするのでゴムタイヤのグリップが低下します)。
京商サーキットは平日のエンジンカー走行で使用できるエンジンが限定されているので注意しましょう。京商15クラスエンジンまでとOSエンジンの12TGシリーズのみが走行可能です。
土・日・祝日は時間毎に走行できるカテゴリー(電動カーやエンジンカーなど)が区切られています。タイムテーブルに従って走行しましょう。
京商サーキットにはMINI-Z専用屋内サーキットもあります
京商サーキットにはRCショップが併設されており、京商製品の販売やピットエリアの提供が行われています。また、MINI-Z R-246サーキットが設置されているので MINI-ZやdNaNoを走行させることができます。
全長が11mとやや小ぶりなサーキットですが、246の文字をレイアウトに取り入れたコースになっており、ハイグリップなカーペット路面と相まって楽しめるコースになっています。また、MINI-Z R-246サーキットは室内なので、天候に左右されずに遊ぶことができます。
京商サーキット、MINI-Z R-246サーキット共にテクニカルでR/Cカー初心者にはやや難しいレイアウトかもしれませんが、テクニック上達にはもってこいのコースといえるでしょう。京商ファンなら一度は走ってみたいサーキットです。
➤➤全国のラジコンサーキットガイドも参考に京商サーキットを攻略しましょう。