ラジコンカー世界チャンピオンのまとめ「電動カー編」

電動ラジコンカー世界選手権

ラジコンカー世界チャンピオン

電動ラジコンカー世界選手権の歴史はIFMAR主催により1982年、1/12電動レーシングカーから始まりました。その後現在までに、

    • 1/12電動レーシングカー
    • 1/10電動レーシングカー(PRO 10)
    • 1/10電動ツーリングカー(ISTC)
    • 1/10電動オフロードカー(2WD)
    • 1/10電動オフロードカー(4WD)

の計5カテゴリーで開催されています。

※1/10電動レーシングカー(PRO 10)は2000年大会終了後にカテゴリー消滅

IFMAR世界選手権優勝者一覧(電動カー)

1/12電動レーシングカー

1982年 Kent Clausen(アメリカ) ストックモータークラス
1982年 Arturo Carbonell(アメリカ) モディファイドモータークラス
1984年 Bud Bartos(アメリカ) ストックモータークラス
1984年 Tony Neisinger(アメリカ) モディファイドモータークラス
注:2クラス制は1984年大会まで。以降クラス分けなし

1986年 Tony Neisinge(アメリカ)
1988年 広坂正美(日本)
1990年 Chris Doseck(アメリカ)
1992年 Tony Neisinger(アメリカ)
1994年 David Spashett(UK)
1996年 広坂正美(日本)
1998年 David Spashett(UK)
2000年 広坂正美(日本)
2002年 広坂正美(日本)
2004年 広坂正美(日本)
2006年 David Spashett(UK)
2008年 松倉直人(日本)
2010年 松倉直人(日本)
2012年 松倉直人(日本)
2014年 Marc Rheinard(ドイツ)
2016年 松倉直人(日本)

連覇達成選手 広坂正美(3連覇)
松倉直人(3連覇)
Tony Neisinger(2連覇)

1/10電動レーシングカー(PRO 10)

注:1/10電動レーシングカー(PRO 10)は2000年大会終了後にカテゴリー消滅

1992年 Joel Johnson(アメリカ)
1994年 広坂正美(日本)
1996年 Mike Swauger(アメリカ)
1998年 David Spashett(UK)
2000年 広坂正美(日本)

1/10電動ツーリングカー(ISTC)

1998年 David Spashett(UK)
2000年 原篤志(日本)
2002年 Surikarn Chaidejsuriya(タイ)
2004年 Marc Rheinard(ドイツ)
2006年 Andrew Moore(イングランド)
2008年 Marc Rheinard(ドイツ)
2010年 Marc Rheinard(ドイツ)
2012年 Jilles Groskamp(オランダ)
2014年 松倉直人(日本)
2016年 Ronald Volker(ドイツ)

連覇達成選手  Marc Rheinard(2連覇)

1/10電動オフロードカー(2WD)

1985年 Jay Halsey(アメリカ)
1987年 Joel Johnson(アメリカ)
1989年 広坂正美(日本)
1991年 広坂正美(日本)
1993年 Brian Kinwald(アメリカ)
1995年 Matt Francis(アメリカ)
1997年 Brian Kinwald(アメリカ)
1999年 広坂正美(日本)
2001年 Matt Francis(アメリカ)
2003年 Billy Easton(アメリカ)
2005年 Neil Cragg(イングランド)
2007年 松崎隼人(日本)
2009年 Martin Achter(ドイツ)
2011年 Ryan Cavalieri(アメリカ)
2013年 Jared Tebo(アメリカ)
2015年 Spencer Rivkin(アメリカ)
2017年 Ryan Maifield(アメリカ)

連覇達成選手 広坂正美(2連覇)

1/10電動オフロードカー(4WD)

1985年 Gil Losi Jr.(アメリカ)
1987年 広坂正美(日本)
1989年 広坂正美(日本)
1991年 Cliff Lett(アメリカ)
1993年 広坂正美(日本)
1995年 Mark Pavidis(アメリカ)
1997年 広坂正美(日本)
1999年 Jukka Steenari(フィンランド)
2001年 Jukka Steenari(フィンランド)
2003年 Ryan Cavalieri(アメリカ)
2005年 Ryan Cavalieri(アメリカ)
2007年 Jared Tebo(アメリカ)
2009年 Martin Achter(ドイツ)
2011年 Ryan Cavalieri(アメリカ)
2013年 Steven Hartson(アメリカ)
2015年 Bruno Coelho(ポルトガル)
2017年 Ryan Maifield(アメリカ)

連覇達成選手 広坂正美(2連覇)
Jukka Steenari(2連覇)
Ryan Cavalieri(2連覇)

レジェンド正美の強さを再認識

やはり広坂正美選手の凄さが際立ちます。オン、オフ問わずでのオールラウンダーで通算14回のチャンピオン獲得です。

また、連覇を達成している選手は計6名です。2年毎の大会開催なので、2連覇で足かけ4年に渡って世界の頂点に君臨することになります。そういう意味でのこの6名は、名実共に真の世界チャンピオンと呼ぶことができる存在でしょう。

日本には選手だけでなく、プロポやシャシー、タイヤなど数多くの世界選手権優勝メーカーが存在します。これは世界でも稀なことですので、日本のラジコンカーユーザーは最高級品を容易に入手することができる恵まれた環境と言えますね。

このようなまとめを見ると、広坂選手が成し遂げた偉業がいかに凄いことかが分かります。広坂選手が引退後も松倉選手、松崎選手など若手の日本人チャンピオンが誕生し、次に続く選手も現れているので今後の日本選手による世界制覇も期待できそうです。
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